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ETCカードを発行できるおすすめ法人カードを徹底解説

ETCカード対応の法人カードとは? - おすすめの2枚も紹介 - 法人カードに付帯するメリットも解説
高速道路を利用する方なら、必需品と言っても良いETCカード。それを法人カードで発行したいと考える方は多いことでしょう。

ほとんどの法人カードでは、ETCカードの発行に対応しています。なので、ETCカードの発行だけを考えれば、法人カード選びで悩むことはありません。

しかし、しっかりと法人カードを比較することで、後悔しづらい1枚を導入できます。また、法人カードで発行できるETCカードの基本知識を持っておけば、失敗のリスクも減らせるでしょう。

そこで、法人カードのETCカード発行について、当ページで徹底解説!メリットや作り方、審査や選び方などの情報を掲載しています。

さらには、おすすめの法人カードも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!

事業用のETCカードには3種類がある!

ETCカードを発行できる法人カードについて知る前に、知っておいてほしいことがあります。それが、事業用のETCカードには3種類存在するということです。

もしかすると、法人カードでETCカードを発行するより、あなたに合ったものがある可能性も。そこで、まずは事業用ETCカード3種類を解説します。

ETCコーポレートカード

最初に紹介するのが、「ETCコーポレートカード」です。

ETCコーポレートカードとは、「東・西・中日本高速道路株式会社」が発行するETCカード。料金は後払い制で、月末までに利用した金額が翌々月の8日に指定口座から引き落とされます。

ETCコーポレートカードは、首都・阪神高速道路をよく利用する方におすすめなぜなら、首都・阪神高速道路が対象の「大口・多頻度割引制度」を設けているからです。

ETCコーポレートカードでは、首都・阪神高速道路の利用料金に応じて割引が受けられます。受けられる割引は、以下の通りです。

月間利用額割引料金
5,000円~10,000円10%OFF
10,001円~30,000円15%OFF
30,001円以上20%OFF


上記のように、ETCコーポレートカードでは、最大20%の割引料金で高速道路を利用できます。

ただし、月間利用額が少なすぎると割引対象外なので、その点には注意してください。

そんなETCコーポレートカードは、車両番号と紐づけなければ利用できません。車両番号とは、ETCコーポレートカードを利用できる車両の番号のこと。1枚に対して1台のみ登録できるため、登録していない車両の利用は認められていません。

これにより、車を数多く所有していれば、その分だけ発行する必要があります。なので、営業車の多い事業などは、ETCコーポレートカードをおすすめできません。

反対に、台数の多い営業車を複数人で使いまわすのであれば、相性が良いと言えるでしょう。

1枚につき、発行手数料・年会費共に税込629円が掛かるETCコーポレートカード。営業車が多く、首都・阪神高速道路の利用機会が多い方は、メリットが大きいかもしれません。

法人ETCカード

次に紹介するのは、「法人ETCカード」です。

法人ETCカードとは、マイレージサービスを備えた事業用ETCカードのこと。月末までの利用額が翌々月の8日に引き落とされる後払い制となっています。

法人ETCカードの特徴は、なんと言ってもマイレージサービスの付帯です。

マイレージサービスとは、毎月の利用額に応じてポイントが貯まるサービスのこと。貯めたポイントは、高速道路の利用料金に充当可能です。

ポイントは、貯まる量も還元率も、利用する高速道路によって異なります。そのため、一概にどれくらいお得とは言えませんが、100円の利用で約0.5円相当の還元が相場とされるでしょう。

この法人ETCカードですが、名義に関係なく、どの車でも利用可能。従業員同士で使いまわしとしても問題ありません。なので、複数人の従業員が複数台の車を利用する事業にはおすすめです。

法人ETCカードの費用は、発行手数料・年会費が税込550円必要。また、出資金として10,000円が必要になりますが、解約する際に戻って来ます。

ETCカード発行に対応した法人カード

最後に紹介するのが、法人カードの付帯サービスとして備わるETCカードです。

このETCカードは、法人カードの性能に依存します。そのため、それぞれで性能が異なるのが特徴です。

ほとんどの法人カードの場合、発行上限枚数約3~5枚で、発行手数料も年会費も無料。ETCカード1枚につき、1台の車両で利用できるということがほとんどです。

注意点としては、ETCカードを利用した金額分は、法人カードのものとして扱われること。これにより、利用限度額が低い法人カードだと、超過してETCカードを利用できないという事態があるかもしれません。

ETCカードを沢山利用する場合は、利用限度額の高くい法人カードを選びましょう。

そして、法人カードでETCカードを発行する場合、多くのメリットがあります。しかも、法人カード自体の付帯サービスによる恩恵も受けられるのでお得です。

それでいて、法人カードの選び方を間違えなければ、あなたが求める性能を持つETCカードを選べます。なので、事業用にETCカードを発行するなら、法人カードの付帯サービスとして発行するのがおすすめです!

法人カードに付帯することの3つのメリット

法人カードの付帯サービスとしてETCカードを発行すると、3つのメリットがあります。その3つのメリットを紹介します!

経費処理を簡略化できる!

法人カードでETCカードを発行するなかで、そのメリットは経理処理の簡略化です!

法人カードの付帯サービスとして発行したETCカードを利用すると、その法人カードの利用料金としてまとめられます。簡単に言えば、ETCカードを利用しても、その法人カードで利用したことと同等の扱いということです。

これにより、法人カードの利用分もETCカードの利用分も、合わせて1度の請求となります。なので、経費を一括で管理でき、精算処理が楽になることでしょう。

もちろん、ETCカードの利用明細は確認できます。誰がどこでいくら使ったかを把握できるので、経費処理の効率化に一役買ってくれるでしょう。

従業員の現金立て替えがなくなる!

従業員が利用した経費の立て替え作業は、少々面倒に感じますよね?

法人カードでETCカードを発行すれば、その作業を一気に片づけられます。従業員が高速道路を利用する際、ETCカードを支払いをしてもらいます。

そうすることで、従業員自身の財布を開く必要はありません。ここで、従業員が現金で支払いをすると、その金額分を後で返す作業が発生します。

しかし、ETCカードで支払ってもらえば、請求は法人カードと一緒。なので、現金立て替えの返金作業がなくなるというメリットがあるのです!

しかも、従業員側はETCカード専用レーンを通過できるので、支払いの手間が減ります。そのため、支払い作業が発生しないという従業員側のメリットもあるのです。

還元サービスを受けられる!

ほとんどの法人カードには、還元サービスが備わっています。これを上手く活用することで、かなりの経費削減を狙うことが可能です。

法人カードでETCカードを発行して支払いを行うと、請求がその法人カードのものとして扱われます。

その請求額ですが、法人カードの還元サービスの適用範囲内。なので、還元サービスによる恩恵をさらに受けやすくなります。

仮に、還元率1.0%の法人カードで10万円、ETCカードで3万円を利用したとしましょう。本来であれば、10万円の1.0%にあたる1,000円分の還元しか受けられません。

ですが、ETCカードの3万円の利用分も合算されるため、1,300円分の還元を受けられます。

ETCカードの利用頻度が高ければ、その分だけメリットがあると言えます。このメリットを強く意識するなら、還元率の高い法人カードを選びましょう!

ETCカードの作り方は簡単!申し込み方法とは

メリットを紹介したので、ここからは法人カードでのETCカードの作り方について解説します!法人カードでETCカードを発行するには、以下2つの方法があります。

  • 法人カードを申し込む際にETCカードを発行する
  • 所持している法人カードの発行会社に連絡してETCカードを発行する


1つ目は、法人カードと同時にETCカードを申し込む方法。入会者にETCカードの有無を聞かれる箇所があると思うので、そこに回答すれば良いだけです。

ただし、法人カードと同時にETCカードの発行をする場合、両方ともの発行期間が延びるケースが多いので、その点には注意してください。

2つ目は、既に法人カードを所持している方のみが対象の作り方。所持している法人カードの発行会社へ連絡するというものです。

法人カードの裏面や公式サイトには、デスクサポートサービスがあります。そこへ連絡し、ETCカード発行の旨を伝えれば、ほとんどの場合は手続きが進むはずです。

このように、法人カードでETCカードを発行すると言っても、特に難しいことはありません。もしわからないことがあれば、法人カードの発行会社へ連絡することをおすすめします!

発行に際して審査はあるの?難易度は?

法人カードを発行する際、審査を受けなくてはいけません。

それを知っている方からすると、ETCカードの審査についても気になるのではないでしょうか?

実は、法人カードのETCカードであっても、申し込み後に審査を受ける必要があります。審査基準はブラックボックスであるため一概には言えませんが、ETCカードの発行審査は落ちづらいと考えれます。

というのも、ETCカードの請求は親元となる法人カードの請求として扱われます。本カードの審査に通っているのならば、ETCカードも同様に発行できると考察できるわけです。

ただし、法人カードで利用料金の延滞などをしていれば話は別。多くの場合ETCカードは発行されないので、信用を損ねる行為には注意してください。

法人カードの適切な選び方について解説!

法人カードでETCカードを発行するなら、その法人カードの選び方に注目してください。

そうすることで、後悔しない法人カードを導入できるようになります!

欲しい数に応じた発行上限枚数が必要!

法人カードによりますが、ETCカードの発行上限枚数が限られています。

そのため、法人カードでETCカードを発行するなら、上限枚数をしっかりと確認しておかなくてはいけません。

ほとんどの法人カードでは、ETCカードの発行上限枚数は3~5枚程度。なかには、そもそもETCカードを発行できない法人カードもあるくらいです。

また、ETCカードを10枚以上を発行できる法人カードも存在します。稀なケースだと、何枚でもETCカードを発行できる法人カードも存在しているのです!

とはいえ、ETCカードを大量発行できる法人カードとなると、選択肢が限られてしまいます。なので、あなたが必要とするETCカードの枚数を発行できる法人カードであれば、特に問題はないでしょう。

掛かる費用を計算しておくべき!

法人カードは、年会費無料のものを除き、基本的には年会費が掛かります。それと同じく、ETCカードに費用が掛かる法人カードも存在します。

ETCカードに掛かる費用は、年間手数料(年会費)と発行手数料の2種類。どちらかのケースもあれば、両方が掛かるケースもあります。

ただし、ETCカードに費用が掛かる法人カードはほとんどありません。なので、そこまでETCカードの費用を気にしなくても良いでしょう。

だからといって、ETCカードの費用を全く気にせずにいると後悔するので、法人カードを選ぶ時に確認してください!

どれだけ利用できるかをしっかりと確認!

法人カードには、利用限度額が設けられています。

この利用限度額を確認しておかないと、ETCカードが利用できないなんて事態になるかもしれません。

利用限度額とは、その名の通り、法人カードを利用できる限度を示す金額のこと。もし、利用限度額が100万円の法人カードなら、それを1円でも超える支払いは行えません。

例えば、利用限度額分を利用した法人カードがあるとします。その法人カードのETCカードを高速道路で利用しようとしても利用できません。

反対に、利用限度額分をETCカードで利用していた場合、法人カードが利用できなくなってします。

そうならないよう、法人カードとETCカードの想定できる利用額を考え、利用限度額が合った法人カードを選びましょう!

負担を減らすなら還元サービスにも注目!

法人カードやETCカードの維持コストを減らしたい方もいると思います。そんな方は、法人カードの還元サービスに注目しましょう!

多くの法人カードには、ポイントやマイルなどを貯められる還元サービスが備わっています。

ポイントやマイルの平均還元率は約0.5%。この数値と比較して、それ以上の還元率を持つ法人カードは還元率が高いと判断できます。

なかには、還元率が1.0%を超える法人カードも存在します。

そういった法人カードを選ぶことで、ポイント還元を受けられ、維持コストの削減につながることもあるわけです!

もちろん、ETCカードの利用分の還元サービスの対象。純粋な経費削減も狙えるので、還元サービスで法人カードを比較することもおすすめします。

性能面も忘れずに比較する!

法人カードを選ぶ際には、様々なことを比較しなくてはいけません。ですが、決して忘れてはいけないのが、そもそもの法人カードの性能面です!

法人カードを所持するには、年会費を支払わなくてはいけません。その分、還元サービスや保険サービス、優待サービスやコンシェルジュサービスなど、様々な付帯サービスが備わります。

これらを天秤に掛け、法人カードの費用対効果を見極めなくてはいけません。

そうすると、本当にあなたに合った法人カードなのかがわかると思います。なので、ETCカードの発行上限枚数や費用の他に、法人カードの性能面も比較しなくてはいけないのです!

ETCカードを複数枚発行できる法人カードも必見

おそらく、数人以上の従業員に支給することを考えETCカードが複数枚発行できる法人カードを探しているという方もいると思います。

一枚の法人カードに対して複数枚のETCカードが発行できるのは、ETCカードを利用する従業員が多いという企業にとって大切なポイントになり得ますし、カード選びの条件から外せないことでしょう。

複数枚ETCカードが発行できる法人カードには以下のようなメリットがあります。

  • 決済情報が一気にまとめて処理できるため経費精算の簡略化が期待できる
  • 短期間で同時に複数枚のETCカードが利用されるので、ポイントを効率よく貯めやすい


上記のようなメリットが望めることから、複数枚ETCカードを発行できる法人カードは高速道路を利用する頻度が高く、発行する対象が多い会社にぴったりです。

また、ETCカードを複数枚発行できる法人カードを選ぶ際には以下のような点に注目して選ぶといいでしょう。

  • 発行可能な枚数
  • 発行手数料&年会費
  • ポイントの貯めやすさ
  • 利用限度額


発行可能な枚数

法人カードによって、ETCカードが発行できる枚数はそれぞれ異なっています。

複数枚のETCカードを発行できる法人カードでも、その発行可能枚数は2~5枚程に設定されていることが一般的です。

法人カードの中には、無制限にETCカードを発行できるものも存在します。

一般的な枚数以上のETCカードを必要とする場合は、発行可能枚数を確認した上で法人クレジットカードを選ぶようにしましょう。

発行手数料&年会費

法人カードによっては、ETCカードを作成するのに別途手数料や年会費が掛かるものがあります。

例えば、発行手数料として約1,000円、年会費として約500円がETCカード一枚に対してかかる…といったパターンが考えられるでしょう。

もちろんETCカードの発行と維持に必要な費用が全くかからないというクレジットカードもあります。

法人カード自体の年会費をチェックすることに加え、ETCカードの所持に必要なコストも確認しておきましょう。

ポイントの貯めやすさ

ETCカードを複数枚発行できる法人カードを導入する際は、ポイントの貯めやすさも確認しましょう。

ポイントが貯めやすい法人カードを選ぶ際に大切なのが、ポイント還元率をチェックすること。法人カード業界では、ポイント還元率が1.0%以上だと、ポイントが集めやすいと言われています。

利用限度額

ETCカードは、大元である法人カードに設けられている利用限度額の範囲内でしか利用できません。

法人カードの利用限度額が少なかった場合、複数枚のETCカードを利用すると一気に利用額が増え利用限度額を超えることも。ETCカードが何枚発行されようと、発行会社に申請を行わない限り利用限度額が増えることはありません。

複数枚のETCカードを発行したい場合は、法人カードの利用限度額内で十分に利用できるかを事前にシミュレーションしておきましょう。

発行可能な枚数は無制限!たくさんの従業員に配りたい方はこのカード

JCB一般法人カード

JCB一般法人カード

年会費税込1,375円
ポイント還元率最大0.75%
国際ブランドJCB
旅行傷害保険補償額最高3,000万円
※利用付帯


  • ETCカードを複数枚発行可能!ETC発行手数料・年会費も無料
  • 審査通過率約60%(当サイト調べ)!日本国内での利用をメインにする方におすすめのJCBブランド


複数枚のETCカードが発行できるおすすめの法人カードとして紹介するのが、JCB一般法人カードです。

この法人カードが持つ特徴と言えば、ETCカードを無料で複数枚発行できるところ。多くの従業員にETCカードを支給したい場合でも、この法人カードなら対応できます。※審査の結果次第で希望枚数を発行できない場合もあります。

年会費は税込1,375円!ETCカードだけでなく、メインカード自体も所持するに当たって負担になりづらいのも魅力的です。

JCB一般法人カードの詳細へ

ETCカードの発行に対応したおすすめの法人カード

ETCカードを発行できる法人カードは、上記で紹介したものJCB一般カードを含め多く存在します。

そこで、ETCカードに対応したおすすめの法人カードをもう1枚紹介します!

法人カードに高性能を求める方へおすすめの1枚!

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード


セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス

年会費税込22,000円
マイル還元率最大1.125%
国際ブランドAmerican Express
旅行傷害保険補償額最高1億円


  • マイル還元率が最高1.125%!(平均的な還元率の約3倍)
  • 通常年会費45,000円のプライオリティ・パスを無料で作ることが可能。出張者におすすめ


法人カードには、ETCカードの発行に加え高い性能も求める方もいます。セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、そんな方におすすめのビジネスカードです!

この法人カードは、ETCカードを5枚まで発行でき、年会費も手数料もかかりません。

そしてセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、マイル還元率が高いと評判のビジネスカードでもあります。

なんと最大マイル還元率は平均値を上回る1.125%!高マイル還元率ですので、効率良くマイルを貯めやすい券種なのです。

  • プライオリティ・パスの発行が無料
  • 24時間対応のコンシェルジュサービス付帯
  • 年会費22,000円のプラチナ法人カード


また上記のように、出張や渡航に関連する魅力を多く持つプラチナ法人カードとなっています。

22,000円で利用できるプラチナカードは少ないため、コスパを求める方におすすめのセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード。審査次第で高い利用限度額が設定されることもありますので、ETCカードの利用が多い方にもおすすめです!

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの詳細

選び方を参考に他の法人カードも検討できる!

ETCカードを発行するなら、今回紹介したおすすめの2枚から選んでみてください!

選りすぐりの2枚なので、あなたにきっと合うはずです。

とはいえ、法人カードは50枚以上存在します。それらの法人カードを見てから、導入する1枚を検討するのも悪くありません。

当サイトでは、その50枚以上の情報はもちろん、法人カードに関する基本から応用の知識まで掲載しています。

まだ決めかねている方は、他の法人カードも選ぶ際の参考にしてみてはいかがでしょうか?

総合的におすすめできる
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