JCBビジネスプラス法人カードの魅力は、なんといっても高い還元率を誇るところ。最大3.0%の還元を実現でき、経費削減に貢献してくれる法人カードです。
他の法人カードと異なるのは、ポイントが貯まるのではなく、キャッシュバックとして還元を受けることです。ポイントを何かに交換する必要がないため、作業の手間も少なく済みます。
ただし、キャッシュバックを受けるには、いくつか注意点があります。それを知っておかないと、JCBビジネスプラス法人カードを所持してから後悔することになるでしょう。
また記事内では、一般とゴールドの違いも解説。ゴールド限定の特典やメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
年会費や還元率など、JCBビジネスプラス法人カード(一般/ゴールド)の基本情報
「JCBビジネスプラス法人カード」は、国内の国際ブランドである「JCB」が発行する法人カードです。この法人カードの特徴としては、ポイントではなくキャッシュバックで還元を受けられるところ。条件は限られるものの、高い還元を実現できるのが魅力です。
そんなJCBビジネスプラス法人カードの基本性能は以下にまとめています。
カード名 | JCBビジネスプラス法人カード | JCBビジネスプラスゴールド |
---|---|---|
券面 | ||
発行対象 | 18歳以上の個人事業主 / 法人 | |
利用限度額 | 公式サイト参照(※) | |
年会費 | 税込1,375円 | 税込11,000円 |
追加カード年会費 | 税込1,375円 | 税込3,300円 |
ETCカード年会費 | 無料 | |
海外旅行傷害保険 | なし | 最高1億円 ※利用付帯 |
国内旅行傷害保険 | なし | 最高5,000万円 ※利用付帯 |
ショッピング保険 | 最高100万円(海外のみ) | 最高500万円(海外・国内) |
JCBビジネスプラス法人カードの一般とゴールドの違い
JCBビジネスプラス法人カードには一般とゴールドの、2つのランクが存在します。カードの発行を検討する際には、「一般とゴールドにはどのような違いがあるんだろう」と気になる経営者様もいるでしょう。JCBビジネスプラス法人カードの一般とゴールドの違いは、ズバリ付帯している特典です。一般カードにはベーシックなビジネス特典だけが付帯している一方、ゴールドカードには次のような特典が用意されています。
- 国内主要空港ラウンジを無料で利用できる
- ゴルフ上の手配代行や、会員限定優待プランの提供
- 全国各地の対象レストランで、飲食代金の割引を受けられる
- 海外旅行保険と国内旅行保険(利用付帯)が付帯している
もし上記のような特典やサービスを利用したい経営者様なら、ゴールドランクのJCBビジネスプラス法人カードを選ぶとよいでしょう。
キャッシュバック還元やビジネス特典など、カードのメリットを紹介
こちらでは、JCBビジネスプラス法人カードならではのメリットを紹介します。最大3.0%還元にもなるキャッシュバック!
JCBビジネスプラス法人カードは、キャッシュバックサービスによって還元が受けられます。その還元は、最大3.0%と高いのが魅力です!JCBビジネスプラス法人カードの還元率は、月間利用額によって変化します。以下のように変化し、その分だけのキャッシュバックを受けられる仕組みです。
5万円以上20万円未満 | 0.5% |
---|---|
20万円以上40万円未満 | 1.0% |
40万円以上60万円未満 | 1.5% |
60万円以上80万円未満 | 2.0% |
80万円以上100万円未満 | 2.5% |
100万円以上 | 3.0% |
このように、月間利用額が100万円以上の方であれば、なんと3.0%の還元率にアップします。
法人カードの平均ポイント還元率は約0.5%。それと比較すると、JCBビジネスプラス法人カードは、最大で6倍もの差を離せます。
これだけの差があれば、経費削減への貢献度は高いことでしょう。
JCBビジネスプラス法人カードの便利なビジネス優待
キャッシュバックサービスが魅力であるJCBビジネスプラス法人カード。それに加え、様々な付帯サービスが備わっていることも、あなたにメリットをもたらしてくれます!
JCBビジネスプラス法人カードには、以下のような付帯サービスが備わっています。
ANA Biz | 航空会社「ANA」のチケットレス航空券予約サービス。 予約後も変更可能な専用運賃の航空券が購入できる。 |
---|---|
JCB de JAL ONLINE | 航空会社「JAL」のチケットレス航空券予約サービス。 専用運賃での航空券購入だけでなく、座席指定を事前に行える。 |
JR東海「エクスプレス予約」サービス | 東海道・山陽新幹線のチケットレス予約サービス。 予約後の変更や座席の指定が携帯から行える。 |
アスクルサービス | オフィス用品がメインのショッピングサイト。 OA・PC用品、事務用品などを低価格で購入でき、迅速に届けてくれる。 |
JCBトラベル | 旅行についての相談サービス。 電話1本(Web可)で、パンフレットの準備・旅行プランの相談・申し込みの受付などに対応してくれる。 |
JCBビジネスプラス法人カードを所持すると、上記のようなサービスを利用できます。
航空券や新幹線、宿泊施設を優待利用できるのは、出張のある方にとって嬉しいはず。もちろん、従業員の出張時にも利用できるので、活躍の場面は広くなっています。
こういった付帯サービスを活用すると、経費削減はもちろん、時間短縮や作業効率化にも役立ってくれることでしょう。
それを、JCBビジネスプラス法人カードの所持で利用できるようになるので、所持するメリットは大きいのではないでしょうか!
【ゴールド限定】レストラン優待を始めとする良質なサービス
JCBビジネスプラスゴールド法人カードには、利便性も内容も良いサービスが備わっています。代表的なものは、「JCBゴールドグルメ優待サービス」と「空港ラウンジサービス」です!JCBゴールドグルメ優待サービスとは、飲食店を割引料金で利用できるサービスのこと。全国に対象店舗があり、最大30%の割引が受けられます。
会食において、良い雰囲気のレストランを選ぶのは定石です。ただ、そういったレストランを利用するには、ある程度の料金を支払わなくてはいけません。
ですが、JCBビジネスプラスゴールド法人カードがあれば、最大30%割引で利用可能。接待費のコストを下げ、お互いに気持ち良く会食を行えることでしょう!
また、空港ラウンジサービスとは、その名の通り、空港ラウンジを利用できるサービスのこと。約30ヶ所の空港が対象となっていて、国内の主要空港は全て含まれています。
空港での待ち時間は、人通りの多い通路にある椅子などにいなくてはいけません。しかし、空港ラウンジであれば、快適な空間で待っていられます。
空港ラウンジでは、フリードリンクや充電コンセント、雑誌やソファなどを完備。しかも、通路ほど人が多くないので、人混みが苦手な方にもおすすめ。
待ち時間に仕事をする方なら、特にその快適さを味わることでしょう!
これらに加え、全国約1,200ヶ所のゴルフ場の予約代行を行ってくれる「ゴルフエントリーサービス」も付帯。接待でゴルフのある方は、利用してみてはいかがでしょうか?
【ゴールド限定】最高1億円の補償額となる旅行傷害保険(利用付帯)
出張へ向かう際、万が一に備えて保険に加入する方が多いです。しかし、JCBビジネスプラスゴールド法人カードには旅行傷害保険(利用付帯)が付帯するため、別途申し込む必要がありません。
JCBビジネスプラスゴールド法人カードには、国内外に対応した旅行傷害保険が付帯します。補償額は、国内最高5,000万円・海外最高1億円です。
旅行傷害保険では、事故での治療・病気の診察・他人への傷害などを補償。死亡の場合でも、遺族の方へ高額な補償が送られます。
また、JCBビジネスプラスゴールド法人カードでは、飛行機の遅延などの際にも補償が受けられます。
補償内容 | 保険金額 |
---|---|
乗継遅延費用保険金 | 2万円限度 |
出航遅延費用等保険金 | 2万円限度 |
寄託手荷物遅延費用保険金 | 2万円限度 |
寄託手荷物紛失費用保険金 | 4万円限度 |
こういった補償を受けるには、旅行会社などで保険に加入しなくてはいけません。
それを、JCBビジネスプラスゴールド法人カードで補償できるのは、経費削減にもつながり、魅力的です。
条件としては、JCBビジネスプラスゴールド法人カードで、その渡航費用を支払うことのみ。ですが、経費を法人カードで支払うのは、難しい条件ではないでしょう!
JCBビジネスプラス法人カード(一般/ゴールド)のデメリットと注意点
JCBビジネスプラス法人カードのキャッシュバックサービスは、他の法人カードと比較しても高い還元率。ただし、知っておかなくてはいけない注意点があります。重要な注意点は、キャッシュバックの対象となる支払いが限られているという点です。
JCBビジネスプラス法人カードで支払いをしていても、出張費または交通費しかキャッシュバックの対象になりません。対象となる支払いは、以下のような支払いです。
- JR
- 高速道路
- ガソリンスタンド
- タクシー
- レンタカー
- 航空券
- 宿泊
- 旅行代理店
例えば、月間利用額100万円で、出張費に30万円・広告費に70万円の内訳だとします。この場合、キャッシュバック対象となるのは、出張費の30万円のみなので注意してください。
しかも、キャッシュバックの対象となるのは、月間利用額50万円まで。どれだけJCBビジネスプラス法人カードで出張費などを支払っても、50万円以上はキャッシュバックの対象となります。
ちなみに、JCBビジネスプラス法人カードの月間利用額が5万円以上でないと、キャッシュバックサービスを利用できません。
ですが、これは出張費や交通費だけでなくてもOK。そのため、JCBビジネスプラス法人カードを所持するのであれば、月間5万円以上は利用しましょう!
WEB限定!JCBビジネスプラス法人カード(一般/ゴールド)の入会キャンペーン
JCBビジネスプラス法人カードは、ネット入会限定のキャンペーンを行っています。条件 | 一般カードのキャンペーン | ゴールドカードのキャンペーン |
---|---|---|
新規入会 | 3,000円分のJCBギフトカード | 6,000円分のJCBギフトカード |
翌々月末までに税込10万円以上の決済 | さらに17,000円分のJCBギフトカード | さらに19,000円分のJCBギフトカード |
しかも、年会費税込1,375円のJCBビジネスプラス法人カードですが、ネット入会なら初年度無料!
通常よりもお得に法人カードを導入できるので、検討してみてはいかがでしょうか?
お申し込みはこちら
申し込みの流れは?発行期間はどれくらい?
JCBビジネスプラス法人カードを申し込み後、どのような流れになるのか知りたい方もいることでしょう。そんな方のため、JCBビジネスプラス法人カードに関し、申し込みから発行までの流れを解説します。
JCBビジネスプラス法人カードの申し込みの流れは、以下のような手順で進んでいきます。
- JCBビジネスプラス法人カードを申し込む
- 登録したメールアドレス宛に審査結果が届く
- 「JCB法人カード入会申込書」と「返信用封筒」が届く
- 必要事項を記入して必要書類と共に返送する
- 契約確認書類が届く
- JCBビジネスプラス法人カードが届く
JCBビジネスプラス法人カードを申し込むと、完了メールが届きます。その後、数日経つと、メールにて審査結果が送られてきます。
もし、審査に通過していれば、入会申込書などが後日送られてきます。必要事項を記入したら、先程紹介した必要書類を同封し、返送してください。
必要書類などが発行会社に到着してから約1週間後、契約確認書類が送られてきます。それを受け取ったことを発行会社が確認すると、JCBビジネスプラス法人カードが送られてくるという流れです。
ただし、審査に通過する必要はあるので、その点には注意してください。
上記のことから、JCBビジネスプラス法人カードの発行期間は、2週間~1ヵ月程度と予想できます。なので、JCBビジネスプラス法人カードが欲しい方は、この発行期間を目安として参考にしてみてください。
JCBビジネスプラス法人カード(一般/ゴールド)の必要書類
JCBビジネスプラス法人カードの申し込みにあたって、必要書類を揃えなくてはいけません。それが、「本人確認書類」と「法人確認書類」です。
本人確認書類とは、申請者本人を確認するための書類のこと。運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどが該当します。
必要な情報は、名前・生年月日・現住所です。これらが載っているページを、A4用紙で原寸大コピーすれば問題ありません。
また、法人確認書類とは、法人格を確認するための書類のこと。提出するのは法人代表者である場合のみです。
法人確認書類として認められるのは、現在事項全部証明書または履歴事項全部証明書のどちらか。いわゆる登記簿謄本が必要となります。
条件としては、発行日から6ヵ月以内で、原本またはコピーであること。もし期限が過ぎていれば、再発行するようにしましょう。
これらの必要書類が揃っていないと、JCBビジネスプラス法人カードの発行に時間がかかるかもしれません。なので、しっかりと必要書類を揃えてから、JCBビジネスプラス法人カードに申し込みましょう。
まとめ:旅費交通費以外の支払いならポイント型のJCB法人カードがおすすめ
この記事では、キャッシュバック還元が魅力のJCBビジネスプラス法人カードについて、詳しい情報を解説しました。最大3.0%のキャッシュバック還元を受けられるため、使い方によっては一般的なポイント型の法人カードよりもお得になるでしょう。
一方、JCBビジネスプラス法人カードのデメリットは、旅費交通費などキャッシュバック還元の対象となる支払いが限られる点です。もし旅費交通費だけではなく、一般的な備品購入などその他の経費の支払いにも法人カードを使いたいなら、ポイント型のJCB法人カードがおすすめです。
ポイント型のJCB法人カードについては、次のリンク先で詳しく解説しています。
JCB一般法人カードの詳細へ
JCBゴールド法人カードの詳細へ