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マイルが貯まるおすすめ法人カードランキング6選!2024年最新

マイル付与に特化した法人カードおすすめランキング6選
法人カードを活用し、出張費の削減を図りたい方には、マイルが貯まりやすいカードがおすすめです。しかし100枚以上存在する法人カードのうち、マイルを貯めるのに適した1枚はどれなのかと、頭を悩ませていることでしょう。

そこで当記事では、人気の法人カード104枚を比較しわかった、マイル還元率の高いおすすめの6枚をランキング形式で紹介します。さらに、マイルを貯めやすい法人カードの選び方や注意点も徹底解説します。

マイルを貯めやすい法人カードを選ぶ際に検討するべき比較ポイントを確認し、あなたにぴったりの1枚を見つけましょう。

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目次

マイルが貯まる法人カードを選ぶ際に比較すべきポイント

選び方・比較ポイントを紹介

では、マイル還元におすすめの法人カードの選び方を紹介します。主な比較ポイントは、下記の3点です。

  • マイル還元率の高さ
  • 移行手数料や登録料などのコスト
  • 旅行傷害保険などの付帯サービス

まず、マイルの貯めやすさを示すマイル還元率の高さは、重要な要素のひとつです。

例えば、10万円を支払った場合に、マイル還元率が0.3%の法人カードと1.0%のカードで得られるマイルを比較します。

  • マイル還元率0.3%:300マイル
  • マイル還元率1.0%:1,000マイル

同じ金額を支払っているにもかかわらず、700マイルもの差が生まれています。このことから、マイルを効率良く貯めるにはマイル還元率が重要な指標だとわかります。

また、マイルへの移行手数料や登録料も忘れてはいけません。

法人カードによっては、ポイントからマイルへ移行する際の移行手数料や、マイレージプログラムへの登録料がかかるものもあります。たとえマイル還元率が高くても、それ以上にコストが高ければ元も子もありません。

さらに、旅行に関する付帯サービスの充実度を比較するのも、人気の選び方のひとつ。法人カードによっては、下記のような旅行関連サービスが付帯します。

  • 旅行傷害保険
  • ホテル優待
  • 空港ラウンジサービス
  • プライオリティ・パス

例えば、旅行傷害保険が付帯すると旅先での万一の際に備えられるため、出張へ向かいやすいでしょう。あるいは、空港ラウンジサービスが利用できれば、出発までの時間を快適な空間で過ごせるのもありがたいポイント。

このように、上記3点を比較すれば、あなたにぴったりな法人カードが見つけやすくなるでしょう。以下では、マイル還元におすすめの法人カードのランキングを、上記3点を中心に比較しながら紹介します。

【FP監修】マイルを貯めやすいおすすめ法人カードランキング

マイルを貯めやすいビジネスカードランキング



ここでは、マイル還元におすすめの法人カードランキングを紹介します。具体的には、下記の6枚です。


出張などに役立つ情報に焦点を当てて紹介するので、あなたはどの法人カードがほしいか考えてみてください。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード|JALマイル還元率が魅力的

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

  • 年会費:税込22,000円
  • マイル還元率:ANA:0.3% / JAL:最大1.125%
  • 移行手数料:無料
  • 旅行傷害保険:国内…最大5,000万(自動付帯)/海外…最大1億(利用付帯)
  • 国際ブランド:AMEX
  • マイル移行上限:ANA:なし / JAL:年間150,000マイルまで


セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの特徴

  • 最大1.125%のJALマイル還元率
  • プライオリティパスを無料発行できる
  • プラチナランクの法人カード限定のコンシェルジュサービスが付帯

マイル還元率が高いおすすめ法人カードランキング、第1位はセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス)。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、JALマイル還元率が最大1.125%と、今回比較した法人カードの中でも上位のマイル還元率を誇ります。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスで貯まった永久不滅ポイントは、通常下記の単位でマイルに交換できます。

  • 200ポイント=500JALマイル
  • 200ポイント=600ANAマイル

その還元率は、JALマイル0.25%、ANAマイル0.3%と、法人カードの中でもそれほど高い数値ではありません。

しかし、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのSAISON MILE CLUBに登録すると、JALマイル還元率が1.125%までアップします。

1.125%で獲得できるマイルをシミュレーションすると、例えば毎月50万円、年間600万円セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスで決済すると、67,500JALマイルが貯まります。これは東京ハワイ間のプレミアムエコノミークラス往復チケットと交換できるマイルです。

SAISON MILE CLUBの登録には、通常4,400円の年会費がかかりますが、マイルへの移行手数料もかからないため、余計なコストがかかりません

そんなセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、海外利用にも役立つ法人カード。最大1億円の旅行傷害保険をはじめ、プライオリティパスやコンシェルジュサービスなどの特典も無料で利用できるため、出張の機会が多い方にはおすすめできる1枚です。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの
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アメックス・ビジネスゴールド|様々なマイルを比較できるおすすめ法人カード

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード

  • 年会費:税込36,300円
  • マイル還元率:ANA:最大1.0%/ JAL:最大0.4% / その他14社:最大0.8%
  • 移行手数料:年5,500円
  • 旅行傷害保険:国内…最大5,000万/海外…最大1億(どちらも利用付帯)
  • 国際ブランド:AMEX
  • マイル移行上限:ANA:年間40,000マイルまで / その他15社:なし


アメックス・ビジネスゴールドの特徴

  • 最大マイル還元率1.0%
  • ANAマイルを含む全16種類のマイルを貯められる
  • 最高1億円の旅行傷害保険が付帯

マイル還元率が高いおすすめ法人カードランキング、第2位はアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード(以下アメックス・ビジネスゴールド)。

アメックス・ビジネスゴールドのANAマイル還元率は、最大1.0%。1位のセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのJALマイル還元率には劣るものの、今回比較した法人カードの中では高いANAマイル還元率を誇ります。

さらに、アメックス・ビジネスゴールドは、貯められるマイルの選択肢が実に豊富。日本の航空会社のANAやJALを始めとし、デルタ航空やユナイテッド航空など、全16社のマイルを貯められます。

ANA以外のマイル還元率も高く、その他14社のマイルの還元率は最大0.8%。JALマイル還元率は0.33%と平均的なので、国内出張が多い方はANAマイル、海外出張が多い方は好きな航空会社のマイルと交換するのがおすすめです。

また、アメックス・ビジネスゴールドの旅行傷害保険は、申し込み者だけでなく家族も適用対象です。本人と比べて補償内容は落ちますが、それでも最高1,000万円までの高額補償が付帯します。

そんなアメックス・ビジネスゴールドは、AMEXのプロパーカード。高いステータスを求める方に、特におすすめの法人カードです。

ただし、マイレージへの登録料3,300円が必要、かつ年間5,500円のマイル移行手数料がかかるなどのデメリットがあります。これらのコストは年間約17万円以上支払えば元が取れる計算なので、目安として覚えておきましょう。

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ANA JCB法人カード ワイドゴールド|ANA派におすすめのメリットが豊富

ANA JCB法人カード ワイドゴールド

  • 年会費:税込20,900円
  • マイル還元率:ANA…1.0%
  • 移行手数料:無料
  • 旅行傷害保険:国内…最大5,000万/海外…最大1億(どちらも利用付帯)
  • 国際ブランド:JCB
  • マイル移行上限:ANA:なし

ANA JCB法人ワイドゴールドカードの特徴

  • ANAの利用時にはもらえるマイルが25%UP
  • 年会費の支払いごとに、自動的に2,000マイルが貯まる
  • マイルへの移行手数料が無料

マイル還元率が高いおすすめ法人カードランキング、第3位は、ANA JCB法人ワイドゴールドカード。ANAとの提携カードだけあって、ANAマイルに特化した法人カードです。

通常のカード利用で貯まるOki Dokiポイントを還元率1.0%でマイルに交換できるのはもちろん、その他にも様々な特典が付帯するのが特徴的。

例えば、ANA JCB法人ワイドゴールドカードでANAの航空券を購入すると、通常のマイルに加えて、25%のボーナスマイルが付与されます。

さらに、入会時・1年間継続時に2,000ボーナスマイルがもらえる特典も魅力的です。年会費20,900円(税込)に対し2,000マイルが付与されると考えると、その実質還元率は9.5%

これほどのフライトマイルの加算特典が付くのは、ANAと提携する法人カードならでは。ANA JCB法人ワイドゴールドカードは、ANAマイラーにとって嬉しい特典ばかりの、おすすめの法人カードです。

また、ANA法人ワイドゴールドカードには、保険サービスも付帯します。国内最高5,000万円(利用付帯)、海外最高1億円までの旅行傷害保険(利用付帯)が付帯するので、ANA法人ワイドゴールドカードがあれば、出張に向かいやすいでしょう。

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ダイナースクラブビジネスカード|ステータス性が特徴的なおすすめ法人カード

ダイナースクラブビジネスカード

  • 年会費:税込27,500円
  • マイル還元率:ANA:最大1.0% / JAL:最大0.4% / その他3社:最大0.5%
  • 移行手数料:無料(プログラム参加料年間6,600円)
  • 旅行傷害保険:国内…最大1億円(利用付帯)/海外…最大1億円(一部自動付帯)
  • 国際ブランド:Diners
  • マイル移行上限:ANA:40,000マイル / JAL:なし / その他3社:120,000〜140,000マイル


ダイナースクラブビジネスカードの特徴

  • ANAマイル還元率が1.0%
  • 国内外ともに最高1億円の旅行傷害保険が付帯
  • マイルへの移行手数料無料

マイル還元率が高いおすすめ法人カードランキング、第4位は、ダイナースクラブビジネスカードダイナースクラブの高いステータス性が欲しい方におすすめの法人カードです。

ダイナースクラブビジネスカードのANAマイル還元率は、1.0%。2位に紹介したアメックス・ビジネスゴールドと、同じマイル還元率を誇ります。

アメックス・ビジネスゴールドとの主な違いは、下記の3点です。

  • 年会費
  • 国内旅行傷害保険の補償額
  • 追加カード年会費・発行枚数

まず、ダイナースクラブビジネスカードの年会費は27,500円ですが、アメックス・ビジネスゴールドは36,300円。ダイナースクラブビジネスカードの年会費が、約9,000円安いです。

また、国内旅行傷害保険についても、アメックス・ビジネスゴールドは最高5,000万円ですが、ダイナースクラブビジネスカードは最高1億円まで保証されます。

さらに、追加カード年会費も、アメックス・ビジネスゴールドは1枚につき13,200円かかりますが、ダイナースクラブビジネスカードは無料です。とはいえ、ダイナースクラブビジネスカードの追加カードは、2枚までしか発行できません。

これらの特徴を見ると、ダイナースクラブビジネスカードに軍配が上がりそうですが、もちろんアメックス・ビジネスゴールドには高いステータス性やAMEXならではの優待サービスも付きます。どちらが良いか迷う方は、下記の基準で選んでみてください。

ダイナースクラブビジネスカードがおすすめの人

  • ダイナースクラブのステータス性が欲しい
  • 年会費を重視している
  • 国内旅行傷害保険も手厚く補償してほしい


アメックス・ビジネスゴールドがおすすめの人

  • メタル製の、ステータスの高い法人カードが欲しい
  • 家族も対象の旅行傷害保険を付けたい
  • 16種類のマイルから比較したい


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オリコEX Gold for Biz|ポイント還元率が魅力的

オリコEX Gold for Biz

  • 年会費:税込2,200円
  • マイル還元率:ANA:最大0.3% / JAL:最大0.25%
  • 移行手数料:無料
  • 旅行傷害保険:国内…最大1,000万/海外…最大2,000万(どちらも利用付帯)
  • 国際ブランド:VISA・Mastercard
  • マイル移行上限:なし


オリコEX Gold for Bizの特徴

  • ポイント還元率最大1.2%
  • ANAマイル・JALマイルを選択できる
  • マイルへの移行手数料無料・移行上限なし


マイル還元率が高いおすすめ法人カードランキング、第5位は、オリコEX Gold for Biz。その特徴は、ポイント還元率の高さです。

オリコEX Gold for Bizは、法人カードの利用額に応じてポイント還元率が高まる仕組みで、累計200万円以上決済すると最大1.2%に上がります。

今回紹介する法人カードのポイント還元率と比較しても、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは0.5〜1.0%と、その高さがわかります。

オリコEX Gold for Bizで貯めたポイントは、下記の還元率でマイルへ交換可能。

  • ANAマイル…0.3%
  • JALマイル…0.25%

移行先も選べるため、あなたがよく利用する航空会社のマイルが貯められます。とはいえ、マイル還元率を比較するとJALマイルよりANAマイルが高いため、よりお得なANAとの交換がおすすめです。

そんなオリコEX Gold for Bizの年会費は税込2,200円と安く、さらに初年度無料のキャンペーンも実施されています。コストパフォーマンスの高い法人カードを探すなら、ぜひオリコEX Gold for Bizを検討してください。

オリコEX Gold for Bizの
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JCB CARD Biz 一般|一般ランクながら充実した旅行傷害保険

JCB CARD Biz一般

  • 年会費:税込1,375円(初年度無料)
  • マイル還元率:ANA:0.3% / JAL:0.3% / デルタ航空0.3%
  • 移行手数料:無料
  • 旅行傷害保険:国内…最大3,000万/海外…最大3,000万(どちらも利用付帯)
  • 国際ブランド:JCB
  • マイル移行上限:ANA:なし / JAL:年間45,000マイル


JCB CARD Biz一般の特徴

  • ANAマイル、JALマイルともに還元率0.3%
  • 一般ランクながら充実した傷害保険(利用付帯)補償!
  • 海外でも日本語対応のオペレーター対応

マイル還元率が高いおすすめ法人カードランキング、第6位は、JCB CARD Biz一般です。マイルを貯めるのにおすすめの、一般ランクの法人カードを探す方におすすめの1枚です。

JCB CARD Biz一般の年会費は、税込1,375円。今回比較する法人カードの中では、オリコEX Gold for Bizと並びリーズナブルです。マイル還元率も0.3%なので、コスパよくマイルを貯められる法人カードです。

1,375円の年会費でマイルを貯められるのも魅力的ですが、国内外問わず最大3,000万円まで補償される旅行傷害保険(利用付帯)もJCB CARD Biz一般の特徴のひとつ。一般法人カードで国内旅行傷害保険が付帯するものは、アメックス・ビジネスグリーンやNTTファイナンスBizカードなど、その券種は限られます。

また、日本の国際ブランド、JCBが発行するプロパーカードであることから、信頼性も評判の高いJCB CARD Biz一般法人カード。コスパの良い一般法人カードを探す方におすすめの1枚です。

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法人カードのマイレージに関する基礎知識を徹底解説!

法人カードのマイレージに関する基礎知識を徹底解説!

ここでは、法人カードのマイレージサービスについて、基本的な知識を解説します。

あなたにとっておすすめの1枚を選ぶためにも、法人カードのマイル制度について学んでおきましょう。

マイルを貯められる法人カードはそれほど多くない

前提として、マイルを貯められる法人カードの種類は、それほど多くありません

例えば、ランキングで紹介したJCB CARD Bizはマイルを貯められますが、JCBが発行するJCB法人カードでは、マイルへの交換ができません。他にも、三井住友カード ビジネスオーナーズではマイルを貯められても、三井住友ビジネスカードではマイルを貯められません。

また、一般ランクの法人カードは、マイルを貯められない券種が多い傾向にあります。実際、ライフカードビジネス スタンダードではマイルを貯められませんが、ライフカードビジネス ゴールドならマイルと交換できます。

このように、マイルを貯められる法人カードを選ぶ際は、選択肢が限られることを覚えておきましょう。

クレジットカードの種類によって貯められるマイルが異なる

貯められるマイルの種類は、法人カードごとに決められています。一例として、主な法人カードが交換できるマイルの種類を下記にまとめます。

カード名 交換可能マイル
三井住友カード ビジネスオーナーズ ANA
JCB CARD Biz ANA・JAL
デルタ航空
アメックス・ビジネス・カード ANA・JAL
その他14航空
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス ANA・JAL
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス ANA・JAL
NTTファイナンスBizカード ANA
オリコEX Gold for Biz ANA・JAL
ダイナースクラブビジネスカード ANA・JAL
デルタ航空・ユナイテッド航空・大韓航空
ラグジュアリーカード ANA・JAL
ハワイアン航空・ユナイテッド航空


上記のように、三井住友カード ビジネスオーナーズはANAマイルのみ貯められる一方で、アメックス・ビジネスカードでは、ANA・JALを含めた16種類のマイルを貯められます。

マイル交換におすすめの法人カードを探すなら、あなたがよく利用する航空会社のマイルを貯められるか確認しましょう

ANAマイルとJALマイルは交換できない

それぞれのマイル同士には互換性がないため、あるマイルから他社マイルへの交換はできません。例えば、ANA法人ワイドゴールドカードで貯めたANAマイルを、JALマイルとは交換できないのです。

法人カードを利用しマイルを獲得する方法は、下記の3種類。

  • 法人カードのショッピング分に自動的に貯まる
  • 法人カードを利用し貯まったポイントを、対象のマイルと交換する
  • ボーナスマイルがもらえる特典を利用する

あくまでもポイントとマイルを交換できるだけで、マイル同士の交換はできないことを覚えておきましょう。

マイル獲得にプログラムへの参加が必要なことも

法人カードによっては、マイルを獲得する、もしくはマイル還元率を高めるには、プログラムへの参加が求められることもあります。

例えば、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスでは、JALマイル還元率を1.125%に高めるために、SAISON MILE CLUBへ登録しなければなりません。あるいは、ダイナースクラブビジネスカードで貯めたポイントをマイルに交換するには、ダイナースグローバルマイレージへ参加する必要があります。

中にはプログラムへの登録料が必要な場合もあるため、法人カードを選ぶ際にプログラム内容もチェックしてください。

マイルが付与される特典付きの法人カードもおすすめ

マイルを効率よく貯めるには、マイルが付与される特典付きの法人カードを選ぶのもおすすめ。

例えば、ANA法人ワイドゴールドカードには、入会時と年会費の支払い時に2,000マイルがもらえる特典があります。年会費20,900円(税込)に対し2,000マイルが付与されると考えると、その実質還元率は9.5%。

通常のショッピングで付与される際のマイル還元率は、どれだけ高くても1%台なので、特典のお得さがわかるでしょう。

出張費の支払いがメインなら、マイル特典付きの法人カードを選んでみてください。

移行前に確認!ポイントをマイルに換える際の注意点

マイルに移行する際の注意点

ここでは、ポイントをマイルに移行する時に確認したい注意点を解説します。

注意点を知らないと、マイルに交換できなかったりコストが上回ったりと、損をするかもしれません。下記3点を把握し、お得にマイルを貯めましょう。

  • 移行手数料や登録料がかかる法人カードもある
  • ポイントの有効期限が切れていれば、マイルに移行できない
  • マイルの移行上限や最低交換ポイントがある場合も

移行手数料や登録料がかかる法人カードもある

まず、ポイントをマイルに替える際、法人カードによっては移行手数料がかかります。マイルに交換したのは良いものの、獲得マイルよりも移行手数料が上回れば本末転倒です。

参考までに、今回比較した6券種の移行手数料を下記にまとめるので、チェックしてください。

カード名 マイル移行手数料(税込)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス 無料
アメックス・ビジネスゴールド 年間5,500円
ANAワイドゴールドカード 無料
ダイナースクラブビジネスカード 無料
オリコEX Gold for Biz 無料
JCB CARD Biz 無料


また、マイルを貯めるためにプログラムに加入する必要がある法人カードもあるので、負担にならないか確認するのが重要です。

カード名 プログラム登録料(税込)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス 無料
アメックス・ビジネスゴールド 3,300円
ANAワイドゴールドカード 無料
ダイナースクラブビジネスカード 年間6,600円
オリコEX Gold for Biz 無料
JCB CARD Biz 無料


ポイントの有効期限が切れていれば、マイルに移行できない

法人カードで貯めたポイントには、有効期限が設けられています。ポイントをマイルに移行したい時にポイントが失効していては、当然マイルへの交換はできません

例えば、今回比較した法人カードのポイントの有効期限は、下記のとおりです。

カード名 ポイント有効期限
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス なし
アメックス・ビジネスゴールド 3年
ANAワイドゴールドカード 2年
ダイナースクラブビジネスカード なし
オリコEX Gold for Biz 13ヶ月〜24ヶ月
JCB CARD Biz 2年


上記のように、法人カードによっては1年でポイントが失効するものもあるので、忘れずに管理するようにしましょう。

マイルの移行上限や最低交換ポイントがある場合も

マイルへ交換する際、移行上限や最低交換ポイントが設けられている法人カードもあります。

たとえ法人カードで高額な決済をしても、移行上限以上のマイルは獲得できません。あるいは、200ポイントからマイルに交換できる法人カードなら、少額の利用には不向きです。

下記に今回比較した法人カードのマイル移行上限と、最低交換ポイントをまとめるので、参考にしてください。

カード名 マイル移行上限 最低交換ポイント
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス ANA:なし
JAL:年間150,000マイルまで
200ポイント
アメックス・ビジネスゴールド ANA:年間40,000マイルまで
その他15社:なし
ANA、その他14航空:2,000ポイント
JAL:3,000ポイント
※1
ANAワイドゴールドカード なし 1ポイント
ダイナースクラブビジネスカード ANA:40,000マイル
JAL:なし
その他3社:120,000〜140,000マイル
ANA:1,000ポイント
JAL:2,500ポイント
その他3航空:2,000ポイント
オリコEX Gold for Biz なし 200ポイント
JCB CARD Biz ANA:なし
JAL:年間45,000マイル
500ポイント
※1:メンバーシップ・リワード・プラスへ加入すると、ANA:1,000ポイント、JAL:2,500ポイント。その他14航空:1,250ポイントへアップ

あなたの利用想定額に合った法人カードを選ぶことをおすすめします。

マイル還元率の高いおすすめ法人カードまとめ

まとめ

当記事では、マイル還元率の高いおすすめ法人カードランキングを紹介しました。改めて、今回比較した法人カードと、それぞれが特におすすめの人をまとめます。

  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
    →JALマイル還元率の高い法人カードがほしい
  • アメックス・ビジネスゴールド
    →メタル製の法人カードが欲しい
  • ANA法人ワイドゴールドカード
    →ANAマイル交換に向いている法人カードが欲しい
  • ダイナースクラブビジネスカード
    →ダイナースクラブのステータス性が欲しい
  • オリコEX Gold for Biz
    →ポイント還元率の高い法人カードが欲しい
  • JCB CARD Biz 一般
    →マイル交換におすすめの一般法人カードが欲しい

法人カードによっては、新規入会キャンペーンが実施されているものもあります。初年度年会費が無料になったりポイントがもらえたりと、その内容は様々ですが、どれもお得に入会できることに変わりありません

気になる法人カードがあれば、公式サイトをチェックし、キャンペーン情報を確認してみてください。

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よくある質問

よくある質問

最後に、法人カードのマイルに関するよくある質問に回答します。

マイルとマイレージの違いは?

マイルはポイント自体、マイレージはポイントプログラムのことです。

ANAを例に取ると、ANAマイルがマイル、ANAマイルマイレージクラブがマイレージを指します。

法人カードに付与されたマイルの個人利用はできる?

法人カードで貯まったマイルを、プライベートの旅行などに使用するのはおすすめしません

現時点では、法人カードで貯めたマイルの個人利用について定められた法律はありません。また、各航空会社の利用規約にて、マイルの所有権は個人にあると定められています。そのため、法人カードで貯めたマイルは、法人ではなく名義人個人に付与されます。
参照: ANAマイレージクラブ会員規約JMB一般規約

しかし、所属する会社の就業規則などに、個人利用を禁止する旨が明記されていれば、業務上横領罪が成立する可能性もあります。

いずれにせよ、法人カードで貯めたマイルの個人利用が問題になるケースもあるので、出張費や社員旅行などに活用するのが無難です。また、法人代表者はトラブルを未然に防ぐためにも、就業規則にマイルの個人利用について明記するといいでしょう。

法人カードで貯めたマイルには税金がかかる?

結論から言えば、法人カードで貯めたマイルには、税金は課せられません

これは、国税庁による法定調書の中で、法人カードのポイントやマイルが扱われておらず、国税庁としては納税を明確に義務付けていないからです。
参照 : マイレージサービスに代表されるポイント制に係る税務上の取扱い

国税庁が税金の対象と定めていないことから、法人カードで貯めたマイルには税金がかからないとするのが税理士による通説です。そのため、マイルの税金処理に関しては、特に対応する必要はないでしょう。

ただし、一部の税理士からは、記載されていないだけで、マイルはその性質上雑所得に含めるべきとの意見もあります。そのため、マイルの扱いに迷う場合や、雑所得の控除額を上回る場合は、念のため税理士に相談するといいでしょう。

Visaブランドを選べる、マイル還元におすすめの法人カードは?

Visaブランドを選べるマイル還元におすすめの法人カードは、オリコEX Gold for Bizです。

最大1.2%のポイント還元率が魅力的なカードなので、ポイントをマイル交換以外の用途でも活用したい方におすすめの法人カードです。

マイル還元におすすめのコーポレートカードは?

マイル還元におすすめのコーポレートカードは、ANAダイナースコーポレートカードです。

ANAマイル還元率も1.0%と高く、さらに下記の特典も付きます。

  • 対象店舗でのマイル還元率が1.5%に上がる
  • ANA利用時に25%のボーナスマイルがもらえる
  • Edy利用分にも0.5%のマイルが付与される
  • 入会時と年会費精算時に2,000ボーナスマイルが付与される


ANA限定ですが、マイル還元におすすめのコーポレートカードを探す方には、おすすめの1枚です。

松山 智彦 【ファイナンシャルプランナー】

松山 智彦 【ファイナンシャルプランナー】

金融系システムエンジニアとして証券会社に入社、その後生保子会社、外資系損保会社等を得て2003年にファイナンシャルプランナーをメインとした個人事務所DONAKUMACOMMITを立ち上げる。

現在は、ファイナンシャルプランナー、ITコンサルタント、資格・セミナー講師、大学非常勤講師(千葉経済大学短期大学部、湘南工科大学)、役者(芸名;ドナルド松山)として活躍している。

保有資格は、CFP認定者・2級DCプランナー・日商簿記2級・農業簿記2級・建築業経理士2級・国内旅行業務取扱管理者・第1種情報処理技術者・ITパスポート・住宅ローンアドバイザー・貸金業務取扱主任者・メンタルヘルスマネジメント二種・証券外務員1種・小型船舶操縦士2級。