この記事では、DMM株の米国株について具体的なメリットやデメリットを解説します。
買い方も詳しく紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
基本情報を紹介!DMM株の米国株について
DMM株の米国株について、基本情報を4点チェックしましょう。
- 米国株式・米国ETFとは?
- 米国株のメリット・デメリット
- DMM株(DMM.com証券)の基本情報
- DMM株以外に米国株が買えるネット証券
米国株式・米国ETFとは?
- 米国株式・・・米国の証券取引所に上場している株式のこと
- 米国ETF・・・米国の証券取引所に上場した投資信託のこと
どちらも米国を始めとした、世界を代表する企業の株式や銘柄が集まっています。
米国株の代表的な取引所は、「ニューヨーク証券取引所」と「ナスダック」。ニューヨーク証券取引所にはコカコーラやウォルト・ディズニー、ナスダックにはAmazonやAppleなどが上場しています。
世界的な有名企業に投資できるのが米国株式・米国ETFの特徴であり、魅力でもあります。
米国株のメリット・デメリット
米国株のメリットとデメリットを紹介します。
米国株のメリット
米国株には主に下記のメリットがあります。
- 1株から購入できる
- 配当の回数が多い
- 世界的な有名企業の株が買える
国内株式は100株が1つの単位(1単元)ですが、米国株は1株からでも購入可能。実は少額投資に向いているのが米国株の特徴です。
また、米国株は配当の回数も国内株式よりも多くなっています。国内株式の配当が一般的に年2回なのに対し、米国株は年4回配当する企業が多いです。日本のような株主優待制度よりも、増配や高配当を優先しているのも米国株の特徴。米国株は高配当狙いで長期保有するのにも向いています。
さらに、世界的な有名企業の株が買えるのも米国株の魅力。AmazonやApple、ディズニーなど、日本でも有名な企業に投資できます。
好きな企業に少額投資しつつ、高配当も狙えるのが米国株のメリット
米国株のデメリット
一方で、米国株には下記のデメリットがあります。
- 為替変動リスクがある
- 株主優待制度がない
米国株は、為替変動リスクが最大のデメリットといえるでしょう。
為替変動とは、円と米ドルの為替相場変動により、米国株の価値が下落または上昇することです。米国株の購入時より円高になっていると、売却時に円での手取り額が減ってしまいます。こうしたリスクを為替変動リスクといいます。
また、米国株は日本のような株主優待制度はありません。株主優待を目的として投資したい人には米国株は向いていないので、注意しましょう。
株主優待制度とは、株主に対して配当金以外のサービスなどをプレゼントする制度。割引やクーポン、商品など、企業独自の優待があり、株主優待を目当てに投資している人もいます。
DMM株(DMM.com証券)の基本情報
DMM株の基本情報を紹介します。米国株を取り扱っているほか、NISAやIPOにも対応しています。一方、投資信託や単元未満株は取り扱っていません。
DMM株の基本情報 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社DMM.com証券 |
口座開設数 | 80万口座 |
米国株 | 1,622銘柄 |
投資信託 | × |
IPO | 〇 |
NISA | 一般NISA:〇 つみたてNISA:× ジュニアNISA:〇 |
iDeCo | × |
単元未満株 | × |
対応ポイント | DMM株ポイント |
DMM株以外に米国株が買えるネット証券
米国株は、DMM株以外にSBI証券や楽天証券などで購入できます。米国株を買いたい方はチェックしましょう。
米国株が買えるネット証券 | |
---|---|
DMM株 | 1,622銘柄 |
SBI証券 | 5,194銘柄 |
楽天証券 | 4,760銘柄 |
マネックス証券 | 4,553銘柄 |
auカブコム証券 | 1,056銘柄 |
SMBC日興証券 | 107銘柄 |
PayPay証券 | 146銘柄 |
DMM株の米国株の買い方を解説
ここでは米国株の買い方を解説します。米国株の買い方がわからない方は、確認してください。
DMM株の口座開設をする
まずはDMM株の口座開設をしましょう。DMM株はスマートフォンやパソコンから簡単に口座開設できます。
口座開設の申し込み
DMM株の口座開設ページから申し込みをしましょう。口座開設ページにて必要事項を記入して送信後、申し込み完了メールが届きます。
口座開設手数料・口座維持手数料は無料
本人確認書類の送付
口座開設の申し込みが完了したら、本人確認書類を送付しましょう。
本人確認書類は以下のパターンのいずれかから選択してください。
パターン ① | マイナンバーカード | |
---|---|---|
パターン ② | マイナンバーカード通知カード or 住民票の写し(マイナンバー記載) | 下記いずれか ・運転免許証 ・パスポート ・在留カード ・住民基本台帳基本カード ・特別永住者証明書 |
パターン ③ | マイナンバーカード通知カード | 下記いずれか ・各種健康保険証 ・住民票の写し(マイナンバー記載無し可) ・印鑑証明書 |
パターン ④ | 住民票の写し(マイナンバー記載) | 下記いずれか ・各種健康保険証 ・印鑑証明書 |
なお、DMM株での本人確認書類の送付方法は下記の5種類です。
- スマホでスピード本人確認
- アップロード
- メール
- FAX
- 郵送
最短で当日中に取引開始できる、「スマホでスピード本人確認」がおすすめです。専用ページから本人確認書類を撮影すると、オンラインですぐに本人確認が完結できます。
「スマホでスピード本人確認」はパターン①~③の書類のみ対応
DMM株の口座開設詳細はこちら
口座開設完了
本人確認が完了すると、口座開設手続きが完了します。
「スマホでスピード本人確認」の場合は、DMM株からメールで完了通知が送られます。最短即日でDMM株での取引を開始できます。
なお、アップロード・メール・FAX・郵送の場合は、簡易書留で口座開設通知書類が送付されます。
DMM株の米国株の取引方法
DMM株の口座開設が完了したら、米国株の取引を始めましょう。
株を買うには、まず証券口座に入金する必要があります。入金方法は、取引ツールやスマホアプリからの「クイック入金」か、銀行窓口・ATMからの手続きの2種類です。
クイック入金とは、インターネットバンキングを利用して即時入金するサービス。手数料無料で入金でき、24時間リアルタイムに口座に反映されます。(窓口やATMからの入金は手数料が発生)
DMM株の証券口座に入金が完了したら、取引スタートです。銘柄や株数、価格などを指定して注文しましょう。
なお、米国株は時差の関係で、取引時間や注文受付時間が夕方から深夜になります。米国株を売買したい方は注意しましょう。
米国株の取引時間 | |
---|---|
冬時間 | 23:30~翌6:00 |
夏時間 | 22:30~翌5:00 |
DMM株の米国株注文受付時間 | |
---|---|
冬時間 | 日曜~金曜:16:00~翌6:00 土曜:16:00~翌3:00 |
夏時間 | 日曜~金曜:16:00~翌5:00 土曜:16:00~翌3:00 |
DMM株の米国株取引詳細はこちら
米国株の銘柄の選び方は?
米国株は、下記のポイントを押さえて選ぶのがおすすめです。
- 好きな企業や有名企業から選ぶ
- 成長中の企業・成長が見込める企業を選ぶ
- 株主還元に積極的な企業を選ぶ
米国株は1株から購入できるので、好きな企業や有名企業の株を1株だけ保有する楽しみ方もできます。
また、成長中の企業や株主還元に積極的な企業を選ぶと、より高配当が期待できます。米国株は年4回の配当なので、利益を積極的に狙うとよいでしょう。
サポートサービスが充実!メリット5つを紹介
DMM株の米国株について、5つのメリットを紹介します。
- 取引手数料が安い
- アプリでも取引可能
- 平日24時間のお客様サポート
- 信用取引の担保にできる
- 投資初心者にもおすすめ
取引手数料が安い
DMM株の米国株は、取引手数料が無料です。コストを抑えて米国株を買いたい方はDMM株がおすすめです。
他社ネット証券では、約定代金に対して数%の取引手数料が発生します。米国株の手数料が無料である点は、DMM株の魅力の一つといえるでしょう。
米国株の取引手数料 | |
---|---|
DMM株 | 無料 |
SBI証券 | 約定代金×0.495%(税込) |
楽天証券 | |
マネックス証券 | |
auカブコム証券 | |
SMBC日興証券 | 売買代金×0.20% |
PayPay証券 | 基準価格の0.5%~0.7% |
アプリでも取引可能
DMM株は、スマートフォンのアプリでも取引できます。もちろん米国株もアプリで取引可能です。
また、DMM株の取引アプリの特徴は、2つのモードから選んで使える点。パソコンの取引ツールと同様の機能を搭載した「ノーマルモード」に加え、初心者でも使いやすい「かんたんモード」があります。
「かんたんモード」では、投資に関する専門用語や複雑な操作がありません。投資の知識や経験に乏しい初心者でも安心して利用できます。
モードの切り替えはアプリ内の設定からワンタッチで操作可能。
DMM株の取引アプリ・ツール
詳細はこちら
平日24時間のお客様サポート
DMM株は、平日は24時間のお客様サポートを実施しています。
特に米国株は夕方から深夜の取引となるので、24時間のサポート対応は大きなメリットといえるでしょう。
DMM株の24時間サポートは、メールだけでなく電話にも対応。
DMM株お客様サポート
詳細はこちら
信用取引の担保にできる
DMM株は、米国株を信用取引の担保にできます。
信用取引とは、資金や株式を借りて売買をする取引方法。現物の株式で取引する現物取引とは異なり、元手以上の売買ができます。
米国株を信用取引の担保にすることで、資金効率が上がる、投資の幅が広がるメリットがあります。信用取引をメインで投資したい方には、担保として利用できるDMM株の米国株がおすすめです。
投資初心者にもおすすめ
DMM株の国内株式は単元未満株がないため、100株単位の取引となりコストがかかります。一方で、米国株は1株から投資可能。まだ経験が浅くリスクを抑えたい初心者でも、安心して取引できます。
また、DMM株では初心者向けの機能を搭載した取引アプリを提供しています。複雑な操作がなく使いやすいので、初心者の方におすすめです。
銘柄が少ない?デメリットを3つ紹介
DMM株の米国株にはさまざまなメリットがある一方、デメリットもあります。
- 為替手数料が発生する
- 円貨決済しかできない
- 取扱商品(銘柄)が大手ネット証券より少ない
為替手数料が発生する
米国株の取引では為替手数料が発生します。
為替手数料 | 1ドルあたり25銭 |
---|
為替手数料とは、円をドルなどの外国の通貨に交換する際に金融機関に支払う手数料のこと。投資特有の手数料ではなく、外貨への交換の際に必ず発生します。
DMM株の米国株は、取引手数料が無料です。しかし、米国株の取引の際には為替手数料が発生する点は注意しましょう。
円貨決済しかできない
DMM株は、米国株を円で決済します。そのため、米国株の購入や売却のたびに為替手数料が発生します。
DMM株は外貨建ての口座に対応していません
円貨決済における為替手数料の発生タイミング |
---|
・米国株の購入時 ・米国株の売却時 ・配当金の受け取り時 |
頻繁に米国株の購入・売却・配当金の受け取りを繰り返すと、その都度為替手数料が発生します。DMM株で米国株に投資する際は注意しましょう。
取扱商品(銘柄)が大手ネット証券より少ない
DMM株の米国株は、取り扱っている銘柄が大手ネット証券よりも少ないです。
ネット証券の米国株の取扱商品数 | |
---|---|
DMM株 | 1,622銘柄 |
SBI証券 | 5,194銘柄 |
楽天証券 | 4,760銘柄 |
マネックス証券 | 4,553銘柄 |
auカブコム証券 | 1,056銘柄 |
SMBC日興証券 | 107銘柄 |
PayPay証券 | 146銘柄 |
DMM株の米国株は、SBI証券や楽天証券、マネックス証券と銘柄数に大きな差があります。
より多くの選択肢から米国株に投資したい方は、注意しましょう。
DMM株で米国株投資を始める前に知っておくべき3つのポイント
DMM株で米国株投資を始める前に、押さえておきたい4つのポイントを確認しましょう。
- 取引時間に注意
- NISA口座でも買える
- 1株からでも買える
- DMM株の取引アプリは初心者向けの機能がある
米国証券取引所の取引時間に注意
米国株は米国証券取引所で扱っているため、現地時間内での取引となります。日本時間では深夜にあたるので、注意しておきましょう。
なお、DMM株での米国株の注文受付時間は16:00からです。またDMM株は平日24時間のサポート対応をしているので、米国株投資の際は活用しましょう。
NISA口座でも買える
DMM株の米国株は、NISA口座からも購入できます。
通常、株式や投資信託などの金融商品の売買によって得た利益(運用益)に対しては、およそ20%の税金がかかります。しかし、この運用益に対する20%の税金を非課税にできる制度がNISAです。「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類があります。
- 一般NISA:最長5年間の非課税期間
- つみたてNISA:最長20年間の非課税期間
- ジュニアNISA:未成年者が対象
NISA口座を活用すれば、米国株の取引で得た利益を非課税で得られます。
一般NISAの場合は、年間の投資上限額が120万円となります。米国株への投資予定が年間120万円までであれば、NISA口座での米国株の運用を検討しましょう。
ただし、米国株の配当金に対して、米国内で10%が課税されます。NISA口座で米国株を運用しても、米国内の課税は非課税とはならないので注意が必要です。
ちなみに、NISA口座以外(特定口座・一般口座)で米国株を取引した場合、確定申告により米国内の課税分の還付を受けられます。
ちなみに、NISA口座以外(特定口座・一般口座)で米国株を取引した場合、確定申告により米国内の課税分の還付を受けられます。
1株からでも買える
米国株は1株からでも購入できます。リスクを抑えた少額投資が可能なので、初心者にもおすすめです。
DMM株の国内株式は、単元未満株に対応していません。そのため国内株式は100株単位の取引になりますが、米国株は1株から取引可能。好きな企業や有名企業の株を少額ずつ買うこともできます。
DMM株の取引アプリは初心者向けの機能がある
DMM株には、パソコンやスマートフォンで使える取引ツール・アプリがあります。またスマホアプリに関しては、初心者向けに特化したモードがあります。
初心者の方、取引アプリの操作に不安がある方でも、DMM株のアプリは安心して利用できるでしょう。DMM株の取引アプリはもちろん米国株にも対応しています。
DMM株の取引アプリ・ツール
詳細はこちら
よくある質問
米国株は国内株式よりリスクがある?
米国株の売買では、為替リスクに注意する必要があります。
為替の値動きによっては、米国株売却時に思わぬ損失となる場合も。米国株の取引では、株価だけでなく為替レートも確認しましょう。
PC(パソコン)でも取引できる?
DMM株には、パソコンやブラウザで使える取引ツールがあります。
ただし、スマホアプリの初心者向け「かんたんモード」は、パソコンの取引ツールには搭載されていません。
DMM株のサイトで米国株の情報は見られる?
DMM株は、口座開設すると米国株のリアルタイム株価を無料で見られます。
また、取引アプリ内でも投資や銘柄の情報を確認可能。どの銘柄に投資すればよいかわからない初心者の方でも、投資や銘柄の情報を見ながら選べます。
DMM株の米国株の銘柄は追加される?
DMM株は2022年2月に米国株の取扱銘柄を425銘柄追加しました。
かなりまとまった数の追加となり、より幅広く米国株への投資ができるようになっています。今後の追加にも期待しましょう。
米国株の銘柄追加のリクエストもできます
まとめ
DMM株の米国株は、取引手数料が無料、初心者向けの機能がある取引アプリなど、さまざまなメリットがあります。米国株は1株で取引できるので、リスクを抑えたい初心者にもおすすめです。
一方で、米国株が円貨決済できず、売買のたびに為替手数料が発生する点は注意が必要でしょう。
DMM株は、SBI証券や楽天証券など大手ネット証券と比較して米国株の取扱商品数は少ないです。しかし銘柄追加リクエストを受け付けているので、今後米国株の銘柄追加も期待できます。
メリットやデメリットなどを押さえたうえで、DMM株の米国株の利用を検討しましょう。