この記事ではマネックス証券のクレカ積立について、メリットやデメリットからやり方や設定まで解説します。マネック証券でクレカ積立を始める前には、以下を知っておきましょう。
- クレカ積立の対象はマネックスカードのみ
- マネックスポイントが1.1%還元される
- NISA口座・つみたてNISA口座もクレカ積立の対象
- マネックス証券のクレカ積立の簡単なやり方
それでは、上記の内容も含めて詳細に見ていきましょう。
目次
基本情報を紹介!マネックス証券のクレカ積立について
マネックス証券のクレカ積立サービス「投信つみたて」は、クレジットカードで投資信託を自動積立できる投資サービスです。ここではクレカ積立やマネックス証券の「投信つみたて」の基本情報を紹介します。
- クレカ積立とは?
- マネックス証券でクレカ積立できるクレジットカード
- マネックス証券のクレカ積立のやり方
クレカ積立とは?
クレカ積立とは、ネット証券の投資信託をクレジットカードで積立購入できるサービス。毎月決まった日に、自分が積み立てたい投資信託へ自動で積み立てられる投資方法です。クレカ積立なら入金の手間を省きながら積み立て投資できます。
マネックス証券でクレカ積立できるクレジットカード
マネックス証券のクレカ積立サービス「投信つみたて」を利用できるクレジットカードは、マネックスカードのみです。他社のクレジットカードではクレカ積立に使えないので注意してください。
カード | マネックスカード |
---|---|
年会費 | 初年度無料 次年度以降550円(※1) |
クレカ積立 ポイント還元率 | 1.1% |
ショッピング ポイント還元率 | 1.0% |
対応ポイント | マネックスポイント |
発行会社 | 株式会社アプラス |
特徴・特典 | マネックス証券の 「即時出金サービス」が月5回まで無料 (※2) |
※1 年間で1回以上クレジットカードの利用があれば無料
※2 手数料330円(税込)のキャッシュバックによる実質無料
マネックス証券のクレカ積立のやり方
マネックス証券のクレカ積立は、投資信託のみが対象です。
証券口座から積み立てたい投資信託のファンドを選び、引落方法でクレジットカードを選択することでクレカ積立できます。
マネックスカードとマネックス証券の口座を持っていれば、クレカ積立が簡単にできるのでおすすめです。
設定方法は?マネックスカード「投信つみたて」のやり方
マネックス証券のクレカ積立「投信つみたて」をはじめる手順ややり方を紹介します。やり方がわからない方はクレカ積立をはじめる前にチェックしてください。
- 設定方法① マネックス証券の口座を開設
- 設定方法② マネックスカードを申込・発行する
- 設定方法③ マネックス証券の投資信託の銘柄で「積立申込」を選択
- 設定方法④ 引き落とし方法で「クレジットカード」を選択
設定方法① マネックス証券の口座を開設
マネックス証券のクレカ積立をはじめるには、まずマネックス証券の口座が必要です。無料で口座開設できるので公式サイトから申し込みましょう。
なお、マネックス証券はオンラインで簡単に口座開設できます。必要なものは下記のとおりです。
- マイナンバーカードまたは通知カード
- 本人確認書類
- パソコンやスマートフォンなどのオンライン端末
マイナンバーが記載された住民票の写しでも口座開設可能ですが、郵送での受付になります。オンラインだけで口座開設を完結したい方はマイマンバーカードか通知カードを用意しましょう。
オンラインなら2~3営業日で口座開設可能。郵送での申し込みやNISA・つみたてNISA口座は1~2週間程度かかります。
マネックス証券の口座開設はこちら
設定方法② マネックスカードを申込・発行する
マネックス証券のクレカ積立にはマネックスカードも必要です。マネックスカードの申し込みはマネックス証券にログイン後、「マネックスカードを申込む」ボタンから手続きできます。
マネックスカードの発行までおよそ2週間かかります。
設定方法③ マネックス証券の投資信託の銘柄で「積立申込」を選択
マネックス証券の口座開設、マネックスカードの発行が完了したらクレカ積立がはじめられます。
マネックス証券にログインしたら、積み立てたい投資信託のファンドを探しましょう。投資信託を選んだら銘柄ページにて「積立申込」を押すことで積立投資の設定画面が表示されます。
設定方法④ 引き落とし方法で「クレジットカード」を選択
積立投資の設定画面が表示されたら、「引落方法の選択」で必ずクレジットカードを選択してください。証券総合取引口座ではクレカ積立はできません。
クレジットカードを選択したら買付額などの設定をして、申込内容を確認、実行しましょう。
以上がマネックス証券のクレカ積立のやり方です。マネックス証券の口座とマネックスカードさえあればやり方や設定は難しくないので、初心者でも問題ないでしょう。
マネックスカードのお得なキャンペーンを紹介
マネックスカードは、タイミングによってはキャンペーンを実施しています。
現在実施されているマネックスカードのキャンペーンは以下のとおりです。
最大2,200ポイントプレゼント
マネックスカードの発行や利用により、マネックスポイントが最大2,200ポイントもらえるキャンペーンです。
実施期間 | 2022年2月7日(月) ~ 2022年5月31日(火)23時59分 | |
---|---|---|
キャンペーン ① | マネックスカードの 発行が完了したら ポイントプレゼント | 500 ポイント |
キャンペーン ② | マネックスカードで カードショッピングを 合計10万円(税込)以上 利用すると ポイントプレゼント | 1,500 ポイント |
キャンペーン ③ | Apple Pay設定で ポイントプレゼント | 200 ポイント |
マネックスポイントはAmazonギフト券やdポイントなどに交換できるポイントサービスです。最大2,200ポイントもらえるので気になる方は早めにマネックスカードを申し込みましょう。
キャンペーンの詳細はこちら
マネックス証券のキャンペーンは?
マネックス証券でもさまざまなキャンペーンを展開しています。
下記のようなユニークなキャンペーンや常設プログラムがあるので、気になる方はチェックしましょう。
- 口座開設時にクイズに挑戦で最大2,000円プレゼント
- 米国株の手数料キャッシュバック
- 家族・友人紹介プログラム
※上記キャンペーン・プログラムは一例です。また、2022年4月時点の情報のため、現在実施していない可能性があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
マネックス証券の
キャンペーン詳細はこちら
マネックス証券のクレカ積立のメリットは?
マネックス証券のクレカ積立には下記のメリットがあります。
- クレカ積立のやり方が簡単
- マネックスポイントが1.1%還元
- 即時出金サービスの手数料が5回まで無料
- クレカ積立なら入金不要で毎月自動積立できる
- マネックスカードの初年度年会費が無料
それぞれ確認しましょう。
やり方が簡単
マネックス証券のクレカ積立はやり方が簡単なので初心者にもおすすめです。
マネックス証券の口座とマネックスカードが用意できたら、投資信託の申し込みのときに「積立申込」「クレジットカード」を選択すればクレカ積立できます。
マネックスポイントが1.1%還元
マネックス証券でクレカ積立するとマネックスポイントが1.1%還元されます。
楽天証券やauカブコム証券は1%、SBI証券は0.5%の還元率なので、他社のネット証券のクレカ積立よりもポイント還元率が高い点が魅力。マネックスポイントは使い道も豊富なのでおすすめです。
即時出金サービスの手数料が5回まで無料
マネックス証券では証券口座から即時に出金できるサービスがありますが、手数料が330円(税込)かかってしまいます。
しかしマネックス証券のクレカ積立で使うマネックスカードなら、即時出金サービスの手数料が月に5回まで無料になるのでおすすめです。
手数料自体が無料なのではなく、キャッシュバックによる「実質無料」である点に注意。(翌月末日までに証券総合取引口座にキャッシュバック。)
クレカ積立なら入金不要で毎月自動積立できる
クレカ積立はクレジットカード決済で自動積立できるので、証券口座に入金する手間が省けます。
また、投資信託の買い付けの際に口座残高が足りずに買えない場合もありますが、クレカ積立なら入金忘れがなくなる点がメリットです。
マネックスカードの初年度年会費が無料
マネックス証券のクレカ積立で使うマネックスカードは、初年度の年会費が無料です。
さらに、2年目以降でも年間で1回でもカードの利用があれば、550円(税込)の年会費が無料になる特典も。マネックスカードなら年会費を気にせず利用できるのでおすすめです。
マネックス証券のクレカ積立のデメリットは?
マネックス証券のクレカ積立にはさまざまなメリットがある一方、デメリットもいくつかあります。不安な方はチェックしておきましょう。
- マネックスカードは利用しないと年会費が発生する
- 最低積立投資額が高い
- 投資信託の買付タイミングが決まっている
マネックスカードは利用しないと年会費が発生する
マネックス証券のクレカ積立で使うマネックスカードは、初年度の年会費は無料です。しかし2年目以降は550円(税込)の年会費がかかります。マネックスカードを使う予定がない方は解約しましょう。
2年目以降でも、年間に1回以上カードを利用すれば年会費は無料。
最低積立投資額が高い
マネックス証券のクレカ積立は最低積立投資額が1,000円です。ほかのネット証券のクレカ積立はほとんどが100円からとなっています。つまり、マネックス証券は他社ネット証券と比較して最低積立投資額が高くなっています。そのため、より少額でクレカ積立したい方は注意しましょう。
投資信託の買付タイミングが決まっている
クレカ積立は、投資信託の買付タイミングが固定である点がデメリットです。
投資信託は本来、買い付けの時間、日にちなどのタイミングを自由に設定できます。給料日などのタイミングや相場の状況にあわせて買い付けできるようになっています。
しかし、クレカ積立は買付タイミングが固定されています。自分の好きなタイミングで買い付けできないので注意しましょう。
マネックス証券のクレカ積立の買付日は毎月24日(非営業日の場合は翌営業日)です。
お得にクレカ積立を利用するための3つのポイント
マネックス証券のクレカ積立をよりお得に使うために、3つのポイントを紹介します。
- つみたてNISA口座のクレカ積立なら非課税で運用可能
- マネックスポイントの使い道が豊富
- マネックス証券のクレカ積立はポイント還元率が高い
つみたてNISA口座のクレカ積立なら非課税で運用可能
クレカ積立では特定口座・一般口座だけでなく、NISAやつみたてNISAの口座も利用可能です。
つみたてNISAは最長20年間、運用益が非課税になる制度。少額から積立ながら分散投資できるので初心者にもおすすめの投資方法です。
つみたてNISAのやり方はマネックス証券の口座開設時に同時に申し込むだけ。もちろんつみたてNISAのクレカ積立でもマネックスポイント還元はあります。
つみたてNISAの詳細はこちら
マネックスポイントの使い道が豊富
マネックス証券のクレカ積立で還元されるポイントは「マネックスポイント」です。
dポイントやPontaポイントのような馴染みのあるポイントではありませんが、その使い道は豊富。Amazonギフト券をはじめ、dポイントやTポイント、Pontaポイントなど、使い勝手のいいポイントサービスへの交換ができます。
交換可能ポイント | ポイント交換単位 |
---|---|
株式手数料 | 1マネックスポイント=1円 ※外国株・NISA口座は対象外 |
Coincheck (暗号資産) | 1マネックスポイント=1円 |
dポイント | 1マネックスポイント=dポイント1ポイント |
Amazonギフト券 | 1マネックスポイント=Amazonギフト券1円相当 |
Tポイント | 5マネックスポイント=Tポイント5ポイント ※50マネックスポイント以上5マネックスポイント単位 |
Pontaポイント | 1マネックスポイント=Pontaポイント1ポイント |
nanacoポイント | 5マネックスポイント=nanacoポイント5ポイント ※50マネックスポイント以上5マネックスポイント単位 |
WAONポイント | 1マネックスポイント=WAONポイント1ポイント ※100マネックスポイント以上50マネックスポイント単位 |
ANA | 1,000マネックスポイント = 250マイル分 |
JAL | 1,000マネックスポイント = 250マイル分 |
マネックスポイントの詳細はこちら
マネックス証券のクレカ積立はポイント還元率が高い
マネックス証券のクレカ積立では1.1%ポイント還元されます。
他社ネット証券のクレカ積立もポイント還元はありますが、通常の還元率ではマネックス証券がネット証券のなかで最も高いです。楽天証券とauカブコム証券は1.0%、SBI証券は0.5%~のため、マネックス証券の1.1%はお得な還元率といえるでしょう。
auカブコム証券はau回線かUQ mobileユーザーは最大5%、SBI証券は三井住友カードの種類によって最大2%の還元率となります。条件によって還元率が変わるのでチェックしておきましょう。
他社ネット証券との比較
マネックス証券証券をはじめ、クレカ積立を実施している主要なネット証券を比較します。ネット証券の特徴も解説しているので、クレカ積立をするネット証券選びの参考にしてください。
ネット証券名 | マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | auカブコム証券 |
---|---|---|---|---|
対象カード | マネックスカード | 三井住友カード | 楽天カード | au PAYカード |
月の積立金額 | 1,000円~50,000円 | 100円~50,000円 | 100円~50,000円 | 100円~50,000円 |
申込締切日 | 毎月10日の前営業日 (非営業日の場合は前営業日) | 毎月10日 | 毎月12日 | 毎月9日の2営業日前 |
買付日 | 毎月24日 (非営業日の場合は翌営業日) | 毎月1日 (非営業日の場合は翌営業日) | 毎月1日か毎月8日 (休業日の場合は翌営業日) | 積立設定申込締切日の翌月1日 (休業日の場合は翌営業日) |
ポイント還元率 | 1.1% | 0.5%~2.0% (カードの種類による) | 1.0% (100円につき1ポイント) | 通常:1.0% UQ mobileユーザー:4.0%(12ヵ月間) au回線ユーザー:5.0%(12ヵ月間) |
対象ポイント | マネックスポイント | Vポイント | 楽天ポイント | Pontaポイント |
対象口座 | 特定口座 一般口座 一般NISA つみたてNISA | 特定口座 一般口座 一般NISA つみたてNISA | 特定口座 一般口座 一般NISA つみたてNISA | 特定口座 一般口座 一般NISA つみたてNISA |
公式サイト | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
SBI証券のクレカ積立の特徴
SBI証券のクレカ積立では、三井住友カードが対象です。ポイント還元率は0.5%と他社ネット証券と比較して低いですが、クレジットカードの種類によって1.0%や2.0%となります。
また、SBI証券のクレカ積立ではVポイントが貯められます。Vポイントアプリを利用することで店舗での買い物などにポイントを使えるほか、クレジットカードの支払いや三井住友銀行の振込手数料にもあてられます。
クレカ積立のやり方もマネックス証券のクレカ積立とほぼ同じ。「積立買付」で投資信託を選び、決済方法をクレジットカード決済にすれば、クレカ積立できるので簡単です。
楽天証券のクレカ積立の特徴
楽天証券のクレカ積立は楽天カードが対象。楽天ポイントに対応しているため、楽天関連サービスを使う「楽天経済圏」にいる方には特におすすめです。
還元率アップ条件はありませんが、ポイント還元率は1.0%と、他社ネット証券と同じ水準となっています。やり方も投資信託の積立注文、クレジットカード決済を選択するだけです。
auカブコム証券のクレカ積立の特徴
auカブコム証券のクレカ積立はau PAYカードが対象です。ポイント還元の対象はPontaポイントで、ローソンやauをはじめさまざまな店舗やサービスで利用できます。
auカブコム証券のクレカ積立の特徴は、au回線かUQ mobileユーザーの場合ポイント還元が最大5%となる点。還元率アップは12ヵ月間限定ですが、最大5%という還元率はネット証券最大なので、au回線ユーザーにおすすめです。
よくある質問
マネックス証券のクレカ積立の設定方法は簡単?
マネックス証券におけるクレカ積立の設定方法は簡単です。マネックス証券の口座とマネックスカードの発行が完了していれば、投資信託申し込み画面で「積立申込」、引落方法で「クレジットカード」を選択すればクレカ積立での申し込みが完了します。
いつから買える?毎月のクレカ積立のスケジュールを知りたい
買付日が毎月24日(非営業日の場合は翌営業日)、申し込み締め切り日は毎月10日の前営業日(非営業日の場合は前営業日)です。買付日と申し込み締め切り日で、非営業日の場合の振替日が異なるので注意してください。
マネックス証券「投信つみたて」の最低額と上限額は?
最低積立額が1,000円、積立上限額が50,000円です。最低積立額はほかのネット証券のクレカ積立より高いので注意。
つみたてNISA口座をマネックス証券に変更できる?
NISA・つみたてNISAの口座は1つの金融機関でしか開設できません。また、金融機関の変更は年単位でのみ可能です。ただしその年のなかでNISA・つみたてNISAの取引をしていなければ途中変更できます。
まとめ
マネックス証券のクレカ積立は投資信託に自動積立できる便利な投資方法です。設定方法ややり方も難しくないので、初心者にもおすすめです。
また、豊富な使い道があるマネックスポイントが1.1%還元される点も大きな魅力。ポイント還元率はネット証券のクレカ積立のなかでも高いため、少しでも多くポイントを貯めたい方におすすめです。
自動で積立投資しながらお得にポイントを貯めたい方は、マネックス証券のクレカ積立を利用しましょう。