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つみたてnisaおすすめ証券会社は?初心者向けに人気銘柄10選も紹介

初心者向けに優しく解説|つみたてNISAおすすめ証券会社を紹介
資産運用におすすめの方法を知りたい
つみたてNISAで銘柄・証券会社はどう選べばいい?

資産運用でおすすめの投資制度は、つみたてNISAです。つみたてNISAは、投資信託を積み立て運用で得た利益が最長20年間非課税対象制度です。

本記事では、つみたてNISAでおすすめ銘柄・証券会社を紹介します。さらに、そもそもつみたてNISAとは?といったところから、銘柄・金融機関を選ぶ際のポイントまで徹底解説します。

銘柄を先に確認したい方は
つみたてNISAで人気の銘柄10選へ


これからつみたてNISAでの資産運用を考えている方にとって必見の内容なのでぜひご一読ください。


目次

基本情報を紹介!つみたてNISA(積立NISA)とは?

積立NISAとは?基本情報を紹介

つみたてNISAは、専用の口座を開設して少額投資する非課税制度です。非課税対象となる投資信託の商品は、金融庁の基準により定められています。金融庁の定める、つみたてNISAの基準は次のとおりです。

  • 低水準の手数料
  • 長期スパンで支払われる分配金
  • 長期運用
  • 長期積立
  • 分散投資


つみたてNISAの対象商品は、上記の基準を満たした次の金融商品に限られています。

  • 公募株式投資信託:株式投資を含めている一般から公募する投資信託
  • 上場株式投資信託:日経平均株価や東証株価指数、NYダウなどを組み合わせた資産運用・ETF(Exchange Traded Fundの略)


つみたてNISAと一般NISAの違い

つみたてNISAと誤解しやすい投資信託として挙げられる制度が一般NISA。つみたてNISAと一般NISAには、次の違いがあります。

一般NISAつみたてNISA
非課税対象の投資枠年間120万円年間40万円


一般NISAとつみたてNISAは、年間の運用金額と非課税期間に違いがあります。

  • 一般NISA:年間120万円×非課税対象期間5年間=非課税対象の投資合計額600万円
  • つみたてNISA:年間40万円×非課税対象期間20年間=非課税対象の投資合計額800万円


一般NISAは、年間投資額を多くして短期間で運用したい人におすすめの制度になります。一方のつみたてNISAは、長期間少額で投資をしたい人におすすめです。

参考 金融庁「つみたてNISA対象商品」

つみたてNISAの銘柄2分類「株式100%型」と「複合資産型」

つみたてNISAの銘柄2分類「株式100%型」と「複合資産型」

つみたてNISAの銘柄は、2つに分けられます。株式100%型と複合資産型です。

株式100%型とは

株式100%型は、つみたてNISAで積み立てられた信託資金をすべて株式に投資するタイプです。株取引による利益で投資信託をします。株式100%型は、投資スタイルが株式の売買益になるため、リスクを伴います。リスクをともなう反面、ハイリターンが期待できる投資信託です。

複合資産型とは

複合資産型は、つみたてNISAで積み立てられた信託資金を複数の投資商品で組み合わせるタイプ。投資信託には、次のような商品を組み合わせます。

  • 株式投資
  • 債券
  • REIT(不動産投資信託)


複合資産型は、株式100%型と比較してリスクを抑えられる特徴があります。理由は、複数の投資商品に分散投資できるからです。

失敗しない銘柄選び!7つのおすすめポイント

失敗しない銘柄選び!7つのおすすめポイント

つみたてNISAで投資信託するには、銘柄選びが重要です。失敗しない銘柄選びのヒントとして、6つのポイントを解説します。

全世界に分散投資する銘柄を選ぶ

つみたてNISAは、全世界に分散投資する安定銘柄選びがポイントです。全世界に分散投資する安定銘柄は、リスク分散になります。そのため、米国株のファンドだけに投資していた場合は米国経済頼みとなります。つみたてNISAで投資信託する場合は、銘柄を1つの国に偏らせないで複数の国に分散投資がおすすめです。

全世界を対象に、分散投資できれば全体の割合でバランスのよい資産形成になるでしょう。初心者の場合は、投資信託の組み合わせで迷うよりも、全世界インデックスファンド1本の購入をおすすめします。

全世界インデックスファンドは、全世界に分散投資できる低リスク投資です。

低コスト低リスクならインデックスファンド

低コスト及び低リスクでつみたてNISAを始めたい場合は、インデックスファンドを選びましょう。インデックスファンドは、投資の基準指数と連動した運用スタイルです。

指標となる投資の基準指数(インデックス)は、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などが挙げられます。インデックスファンドは、市場の動きを示す基準指数と同じ値動きをします。値動きを予測しやすい運用方法です。

インデックスファンドには相対するアクティブな運用スタイルもあります。アクティブファンドは、専門家の視点で銘柄を選び基準指数の上を目指す手法。そのためハイリスクハイリターンの運用となります。

低コストで低リスクならインデックスファンドがおすすめです。ちなみにインデックスファンド型の投資信託の本数が458本と業界で最も多いのがSBI証券。選べる商品が豊富なネット証券です。

つみたてNISAの銘柄は、ファンドの投資対象やアクティブファンドとインデックスファンドの勝率で選びましょう。勝率により、「アクティブファンドとインデックスファンドのどちらを選べばよいか?」が選定基準になります。

S&Pダウジョーンズが発行するSPIVA®日本スコアカードのレポート結果によると、過去10年でアクティブファンドがインデックス(基準指標)を下回っています。

つまり、インデックスよりアクティブファンドのパフォーマンスが下回っているため、アクティブファンドのハイリターンが難しい状況です。安定性を目指したら、インデックスファンドがアクティブファンドより合理的な投資対象となります。

インデックスがアクティブファンドを上回る比率
国内株式ファンド全体グローバル株式ファンド
1年44.26%52.42%
3年60.98%66.67%
5年53.22%86.55%
10年66.80%92.70%
参考 S&Pダウジョーンズ発行「SPIVA®日本スコアカード」2020年末レポート

上記の国内株式ファンドとグローバル株式ファンドの過去10年では、66%〜92%と高い比率でインデックスがアクティブファンドを上回っています。

トータルリターンを算出して利回り運用成果

つみたてNISAの銘柄選びは、トータルリターンを算出した利回りの運用成果が判断基準になります。トータルリターンとは、投資信託に投資して発生するすべての利益です。利益確定した時の受取金額は次のとおりです。

  • 投資信託の解約まで受けた分配金累計
  • 投資信託の解約代金
  • 保有商品の評価額


上記金額の合計額から投資信託の買付代金累計を差し引けば、トータルリターンを算出できます。わかりやすく表現すると、次の計算で算出します。

解約時の受取金額 - 解約時の支払金額 = トータルリターン

トータルリターンが算出できれば、利回りの運用成果を把握できるでしょう。

純資産の多い残高が増加傾向のファンド

つみたてNISAの銘柄選びは、純資産の多い残高が増加傾向のファンドがおすすめです。純資産額の多い残高が増加傾向のファンドは、投資家が支持する傾向になります。結果的に、新規購入者も増加するファンドになります。そのため、純資産額の増減確認は必要です。

配当金狙いの銘柄

つみたてNISAの銘柄選びは、配当金狙いがリスク投資を避けるポイントになります。つみたてNISAは、長期の積立で利益を生み出す仕組みです。そのため、資産運用期間中に投資銘柄が買った時よりも値下がりする場合もあります。

つみたてNISAの銘柄選びでは、利益の出ている増加傾向のファンドとあわせて配当金狙いをおすすめします。保有している株式に利益が出ていれば毎年配当金がもらえるからです。

値上がり益狙いで期待の銘柄

つみたてNISAの銘柄は、値上がり益を期待して選ぶ場合もあります。値上がり益とは、買った時の価格よりも値段が高くなった投資商品を売却したときに得た利益。値上がり益は非課税対象となるため、つみたてNISAならば20年間税金がかからない値上がり益を得られるでしょう。

人気のおすすめ銘柄10選

人気のおすすめ銘柄10選

それでは、つみたてNISAのおすすめ銘柄を10つ厳選しました。基準として、純資産額や信託報酬(投資家が保有する投資信託に支払う運用管理費用の割合)が優れている銘柄で選んでいます。

eMAXISSlim米国株式(S&P500)|分散投資におすすめ

eMAXISSlim米国株式(S&P500)は、米国の株価指数の代表格となるS&Pに連動しているファンドです。eMAXISSlim米国株式は、三菱UFJ国際投信が提供するインデックスファンド「eMAXIS Slimシリーズ」のひとつ。S&P500は、ニューヨーク証券市場やNASDAQなどに企業の中から500銘柄を厳選して加重平均値を指数化します。

eMAXISSlim米国株式は、米国株式の約500社に対して1本の投資信託契約で分散投資ができるファンドです。投資対象となる米国株式は、代表的な純資産額の多い企業となります。500社の総資産額が米国株式市場の約80%となる点が、純資産額の多い企業への投資となるでしょう。

  • 純資産額:9,720.50億円
  • 信託報酬:0.0968%


楽天・全米株式インデックスファンド|バランス投資におすすめ

楽天・全米株式インデックスファンドは、楽天投資投信顧問株式会社が提供するインデックスファンドです。楽天証券専用の投資商品ではなく、SBI証券など、他の証券会社の口座から申し込めます。米国株式市場の投資可能銘柄から約4,000銘柄に分散投資できる点が、バランス投資に向いているファンドです。

  • 純資産額:5,426.24億円
  • 信託報酬:0.168%


SBI・V・S&P500インデックス・ファンド|大企業への投資におすすめ

SBI・V・S&P500インデックスファンドは、SBIアセットマネジメント株式会社が提供する米国の代表的株価指数S&P500と連動した投資ファンドです。

S&P500は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している代表的な500銘柄を時価総額で加重平均した指標です。AppleやMicrosoft、Amazonなど大企業への投資ができます。

  • 純資産額:4,808.87億円
  • 信託報酬:0.0938%


eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)|円換算ならおすすめ

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む先進国や新興国の全世界を対象とした株式に連動したファンドです。

全世界対象の場合は、MSCIオールカントリーワールドインデックスに連動する投資目的を持ちます。MSCIオールカントリーワールドインデックスは、配当を含んだ円換算ベースで算出される仕組み。日本銘柄を含む円換算できる投資をしたい人におすすめです。

  • 純資産額:4,807.65億円
  • 信託報酬:0.1144%


ニッセイ外国株式インデックスファンド|日本以外で投資ならおすすめ

ニッセイ外国株式インデックスファンドは、ニッセイアセットマネジメント株式会社が提供する日本以外の主要となる先進国株式に投資するファンドです。日本以外を対象にしている場合は、おすすめです。

  • 純資産額:3,916.82億円
  • 信託報酬:0.1023%


eMAXISSlim先進国株式インデックス|先進国分散型ならおすすめ

eMAXISSlim先進国株式インデックスは、三菱UFJ国際投信が提供するインデックスファンド「eMAXIS Slimシリーズ」の運用方法が先進国株式となるファンド。22ヵ国の約1,300銘柄に分散投資できます。先進国分散投資におすすめです。

  • 純資産額:3,221.41億円
  • 信託報酬:0.1023%


eMAXISSlim全世界株式(日本以外)|為替収益の追求におすすめ

eMAXISSlim全世界株式(日本以外)は、日本以外のMSCIオールカントリーワールドインデックスに連動する投資を目的とするインデックスファンドです。eMAXISSlim全世界株式(日本以外)は、投資家が直接購入した資金を合わせて一括運用するファミリーファンド方式を採用します。

また、為替差益の収益を追求するため為替ヘッジのない仕組みが特徴。為替ヘッジがないため、為替相場の影響を受ける投資ファンドです。円高になると基準価額が値下がり、円安になると基準価額は値上がりする要因となります。為替相場の影響による収益を追求する人におすすめのファンドです。

  • 純資産額:1,315.30億円
  • 信託報酬:0.1144%


SBI・全世界株式インデックスファンド|ETF狙いならおすすめ

SBI・全世界株式インデックスファンドは、SBI・Vシリーズに2022年1月から新しく加わった全世界インデックスのファンドです。投資対象には、米バンガードのトータルワールドストックETFを組み合わせています。

トータルワールドストックETFは、1本の購入で新興国をはじめとする世界47カ国の株式に投資可能。ETF狙いであれば、おすすめです。

  • 純資産額:556.12億円
  • 信託報酬:0.1102%


eMAXISSlimバランス(8資産均等型)|均等分散投資におすすめ

eMAXISSlimバランス(8資産均等型)は、対象となる8つの資産に均等投資するファンドです。次の商品が8つの投資対象となります。

  • 国内株式のTOPIXマザーファンド
  • 先進国株式の外国株式インデックスマザーファンド
  • 新興国株式の新興国株式インデックスマザーファンド
  • 国内債券の日本債券インデックスマザーファンド
  • 先進国債券の外国債券インデックスマザーファンド
  • 新興国債券の新興国債券インデックスマザーファンド
  • 国内不動産投資信託証券の東証REIT指数マザーファンド
  • 先進国不動産投資信託証券のMUAM G-REITマザーファンド


上記8つの投資対象商品に分散投資できるバランス型ファンド。8つの資産それぞれに12.5%と均等な割合で投資します。バランスよく均等して分散投資したい人におすすめです。

  • 純資産額:1,395.73億円
  • 信託報酬:0.0154%


SBI・V・全米株式インデックスファンド|米国株式専用としておすすめ

SBI・V・全米株式インデックスファンドは、SBI・Vシリーズの投資商品として2021年6月から提供されているファンドです。米国株式専用の投資向けおすすめファンドになります。

  • 純資産額:69.729億円
  • 信託報酬:0.0935%


ネット証券・総合証券会社・銀行など金融機関の選び方

ネット証券・総合証券会社・銀行など金融機関の選び方

つみたてNISAを始めるには、金融機関での口座開設が必要です。選択する金融機関によって取扱商品数やポイント還元などの特典内容が異なるので注意しましょう。ここでは、銀行や証券会社などから、つみたてNISAに最適な金融機関の選び方を解説します。

手数料などの取引コストバランスで選ぶ

金融機関を選ぶには、手数料などの取引コストバランスで選びましょう。ただしつみたてNISAによる投資信託は、購入時や売却時の手数料がかかりません。つまり、どの金融機関で口座開設しても取引手数料がかからないのが特徴です。

しかし、購入時や売却時の手数料以外に、信託報酬という手数料があります。信託報酬とは、投資信託を保有するための手数料です。

信託報酬に関しては、同じ投資信託の種類であればどこで口座開設しても同じ金額になります。では、銀行と証券会社の口座を選ぶ基準となる取引コストバランスはあるのでしょうか?つみたてNISAの取引コストは、次の基準で選びます。

  • 最低積立金額:ネット証券100円~・銀行1,000円~・総合証券100円および1,000円~
  • 積立頻度:毎週積立可能(SBI証券・大和証券など)、毎日積立可能(SBI証券・大和証券・楽天証券・マネックス証券など)
  • 銀行引落し対応:450以上の金融機関に対応(楽天証券・SBI証券など)、自行限定(みずほ銀行・三菱UFJ銀行など)


最低積立金額が低い金融機関は、投資のハードルを下げる役割を持ちます。初心者の場合は、ネット証券の「最低積立金額100円から」が少ない金額として投資を始めやすいサービスです。

積立頻度は、証券会社が提供している「毎月、毎週、毎日」と積立頻度を選べるサービス。毎月の積立を実施している金融機関がほとんどの中、「毎週、毎日」が選べるのは証券会社です。「毎週、毎日」が選べれば、日々の価格変動に一喜一憂しなくなるメリットがあります。デメリットは、毎日の積立の取引明細が膨大になる点です。

さらに多くの銀行口座から引落し対応可能かどうかも選ぶポイントになります。450の金融機関と提携していれば、自分の取引している銀行から設定した頻度で積立ができるでしょう。

取扱商品数の情報量で選ぶ

つみたてNISAは、取扱商品商品数の情報量も選定基準になります。取り扱う投資信託数が多ければ、選択肢も増えるでしょう。

ネット証券取扱本数銀行取扱本数総合証券取扱本数
楽天証券180三菱UFJ銀行12大和証券22
SBI証券178ゆうちょ銀行12野村證券7
松井証券173みずほ銀行6みずほ証券3


取扱商品数では、SBI証券や楽天証券などネット証券の取扱本数が銀行や総合証券と比較して圧倒的に多くなります。

株式取引ツールで選ぶ

証券会社は、株式取引ツールが利用できます。つみたてNISAは、株式取引ツールが利用できる金融機関がおすすめです。つみたてNISAで取扱う投資信託は株式銘柄のため、銘柄の動きを常に確認できる株式取引ツールが便利です。

つみたてNISA口座をネット証券で開設した場合は、株式取引ツールが利用できます。株式取引ツールが利用できるネット証券は次のとおりです。

  • 楽天証券
  • SBI証券
  • 松井証券


株式取引ツールは、株式売買の注文やチャート分析などをパソコンを使って確認できるツール。銘柄ごとに複数のウィンドウを立ち上げて分析が可能です。

ポイントと連動可能な付加サービスで選ぶ

つみたてNISAの口座を開設する金融機関は、ポイントと連動可能な付加サービスがあるネット証券口座をおすすめします。つみたてNISAは、定期的に資金が積み立てられる仕組みです。毎月の積立金額がポイントに連動すれば貯めたり使ったりできます。

楽天証券やSBI証券では、つみたてNISAで積立てる金額と連動したポイントがもらえます。楽天証券やSBI証券に年間上限額の40万円を12ヵ月で積立てると、次のようにポイントを獲得できるでしょう。

  • 楽天証券の場合:月額上限3万3,333円に対しての楽天ポイント3,996ポイント(月間333ポイント×12ヵ月)付与
  • SBI証券の場合:三井住友カードによるクレカ積立で最大2.0%分のVポイント付与(月額上限3万3,333円ならば月間667ポイント×12ヵ月=8,004円)


つみたてNISAの口座開設でネット証券を選んだ場合は、楽天ポイントやVポイントなど、日頃貯めたり使ったりしているポイントを増やせます。

つみたてNISAの口座を開設する金融機関は、ポイントの付与や最低積立金額、株式取引ツールの提供などから判断すると、ネット証券がおすすめです。

人気ネット証券6社を比較!各社のおすすめポイントも紹介

人気ネット証券6社を比較!各社のおすすめポイントも紹介

つみたてNISAの口座開設は、取扱商品数や手数料などから判断して、ネット証券がおすすめです。そこで、つみたてNISAの口座開設と運用先となるおすすめのネット証券を比較しました。

銘柄本数最低積立金額積立頻度
楽天証券180100円~毎営業日(毎日)・毎月の2タイプ
SBI証券178100円~毎営業日(毎日)・毎週・毎月の3タイプ
松井証券173100円~毎月のみ
auカブコム証券164100円~毎月のみ
マネックス証券151100円~毎営業日(毎日)・毎月の2タイプ
LINE証券9100円~毎月のみ


楽天証券|楽天ポイントが貯まり銘柄本数の多さがおすすめ

楽天証券のつみたてNISAには、次の特徴があります。

  • 投資信託の積立を楽天カードでクレカ決済にして楽天ポイントが貯まる
  • 楽天ポイントを使って投資信託の積立ができる
  •  
  • ネット証券で最も多い取扱銘柄数(2022年4月現在)


楽天証券のつみたてNISAで楽天ポイントを貯めた場合、年間で3,990円。20年で7万9,920円の還元です。

楽天証券でつみたてNISAを始めるだけで累計8万円弱の楽天ポイントがもらえるわけです。楽天証券はネット証券の中でも、つみたてNISA取扱商品数が最も多い証券会社になります。 

  • 銘柄本数:180
  • 最低積立金額:100円~
  • 積立頻度:毎営業日(毎日)・毎月の2タイプ
 

楽天証券の詳細はこちらのページへ

SBI証券|口座開設数No.1と積立頻度が3タイプがおすすめ

SBI証券のつみたてNISAは、次のような特徴があります。 

  • 口座開設数No.1で業界最大手のネット証券のサービス
  • 三菱住友カードのクレカ積立で毎月の決済額がVポイントでもらえる
  • カート機能で商品をまとめて積立できる


SBI証券は、業界No.1の口座開設数801万口座の実績があるネット証券。SBI証券では、三井住友カードでクレカ積立すれば、Vポイントと投信マイレージを両方獲得できます。カート機能を使うと、つみたてNISAの決済方法や利用状況の確認など、まとめ設定が可能です。

  • 銘柄本数:178
  • 最低積立金額:100円~
  • 積立頻度:毎営業日(毎日)・毎週・毎月の3タイプ


SBI証券の詳細はこちらのページへ

松井証券|株式売買の取引手数料を約定代金50万円まで無料がおすすめ

松井証券のつみたてNISAは、株式売買の取引手数料を約定代金50万円まで無料取引できる特徴があります。その他の特徴は、次のとおりです。 

  • ETF以外の投資信託を取り扱っている
  • 無料で使えるツールやアプリから申し込める
  • ツールやアプリの操作はお客様サポートが対応してくれる


松井証券のつみたてNISAの取扱銘柄数は、楽天証券やSBI証券に続いて150以上の銘柄本数。松井証券では、つみたてNISAとあわせて株式取引をおすすめします。約定代金が50万円以下ならば、手数料が無料になるからです。

 
  • 銘柄本数:173
  • 最低積立金額:100円~
  • 積立頻度:毎月のみ


松井証券の公式サイトはこちら

auカブコム証券|三菱UFJ銀行の資産形成サポート連携がおすすめ

auカブコム証券のつみたてNISAは、三菱UFJ銀行の資産形成サポートと連携できるサービスが特徴です。その他、次の特徴があります。 

  • 株式の現物取引ワンショットと現物・信用の1日定額手数料が最大5%割引
  • NISA口座からの現物株式投資が手数料無料
  • NISA口座開設がオンラインで完結


auカブコム証券は、開設したNISA口座から株取引すると、現物投資手数料がかかりません。さらに現物および信用取引の1日定額手数料が最大で5%割引されます。  

また、三菱UFJ銀行の資産形成サポートと連携。2021年1月より米国株式サービスを開始して、2022年3月に「三菱UFJモルガン・スタンレー証券外国株式レポート」を無料で閲覧できます。「三菱UFJモルガン・スタンレー証券外国株式レポート」は、三菱UFJ銀行の資産形成サポートのひとつで、インターネットでマーケット情報や株式ランキングなどが閲覧できるレポートです。

  • 銘柄本数:164
  • 最低積立金額:100円~
  • 積立頻度:毎月のみ


auカブコム証券の
公式サイトはこちら


マネックス証券|投信つみたてポイント還元率1.1%がおすすめ

マネックス証券のつみたてNISAは、次の特徴があります。

  • 指定口座からの引落手数料や自動入金手数料が無料
  • Amazonギフト券など交換可能なマネックスポイントを投資積立により1.1%で還元
  • 毎日頻度の積立でリスク管理


マネックス証券は、2タイプの積立頻度を選べます。毎営業日頻度の「毎日つみたて」に設定すると、月額指定した設定金額を月の営業稼働日で割って積立可能。また、マネックスカードで投信積立の設定をすれば、マネックスポイントが最大1.1%還元されます。

  • 銘柄本数:151
  • 最低積立金額:100円~
  • 積立頻度:毎営業日(毎日)・毎月の2タイプ


マネックス証券の
公式サイトはこちら


LINE証券|LINE Payで即入出金!1ポイント1円単位還元がおすすめ

LINE証券は、スマホユーザーが口座開設しやすいという特徴があります。その理由は、LINE証券アプリの使いやすさやアプリからの通知が来る機能によるものです。その他には、次の特徴があります。

  • 毎月の最低積立金額1,000円から投資可能
  • LINEポイントで投資可能
  • 信託報酬が業界最安0円の商品に投資可能


LINE証券は、つみたてNISAの最低積立金額が1,000円から投資可能となります。楽天証券やSBI証券では100円から投資可能なので、他社と比較して金額が高く設定されているとわかります。

そのため、1,000円以下といった少額から投資したい方には向いていません。

 また、LINE証券ではLINEポイントをつみたて投資に利用できます。さらに特徴として、投資対象で業界最安銘柄となる「野村スリーゼロ先進国株式投信」への投資は、信託報酬が0円。信託報酬が業界最安0円の商品に投資可能です。

  • 銘柄本数:9
  • 最低積立金額:1,000円~
  • 積立頻度:毎月


LINE証券の詳細はこちらのページへ

ここでは、つみたてNISAで資産運用するネット証券を6社紹介してきました。取扱い銘柄本数の多さと最低積立金額、クレカ投資で二重にポイントを獲得できるSBI証券がおすすめです。

少額投資で初心者におすすめ!つみたてNISAのメリット6つ

つみたてNISAのメリット6つ

つみたてNISAで資産運用するメリットは、6つ挙げられます。

投資信託のみで取り組める仕組み

つみたてNISAは、金融庁の基準を満たして届出を通過した投資信託とETFのみで取り組めるため、投資対象に悩むことがありません。具体的につみたてNISAで対象商品となっているのは、低コストの投資信託やETFです。一方、株式投資の場合は市場の動きなどを判断材料にするため、投資対象選びで悩みます。NISAつみたては、株式投資より銘柄選びに悩まない点がメリットです。

少額で始められるハードルの低さ

つみたてNISAは、少額で始められるためハードルの低さがメリットです。SBI証券や楽天証券、松井証券などは最小投資額100円から積立できます。少額で始められるため、資産運用のお試しとしても気軽に取り組めるでしょう。

ただし、少額投資は投資金額が少ないため、リターンも少なくなります。つみたてNISAは、短期的に大きな収益を求めている人には向かない投資スタイルです。

分散投資をしたい人が簡単にできる仕組み

つみたてNISAは、分散投資をしたい人が簡単に取り組める資産運用です。つみたてNISAによる分散投資の指標は、ドル・コスト平均法によるものです。ドル・コスト平均法は、次のような仕組みになります。

  • 投資商品の価格が高いときは購入量(口数)を減らす
  • 投資商品の価格が低いときは購入量(口数)を増やす


上記のような調整をして、価格変動する投資商品の購入単価を一定価格で維持させる仕組みです。一定価格を維持させるために、時間を分散させる投資スタイルが特徴になります。

購入タイミングを考えずに運用できる仕組み

つみたてNISAの運用は、購入タイミングを考える必要のない投資方法です。初回の投資商品購入時に価格と積立頻度(毎日・毎週・毎月など)を設定するだけで自動的に運用が継続されます。投資判断の必要のない仕組みです。

資金を引き出していつでも売却できる手軽さ

つみたてNISAは、資金を引き出していつでも売却できる手軽さがあります。年縛りで途中解約できない定期預金と違って、好きなタイミングで売却可能。売却して換金した資金は、自由な用途で利用できます。ただし、投資商品を売却してしまうと非課税投資枠も終了する点を理解しておきましょう。

長期対応の非課税枠を利用できるお得感

つみたてNISAは、長期対応の非課税枠が利用可能です。一般の投資利益は、税金20.315%が適用されます。一方、つみたてNISAの投資信託では、分配金や譲渡益などの投資利益による税金が最大で20年間非課税になります。

つみたてNISAは、年間最大積立金額40万円で運用した場合に計算すると、税金が8万1260円です。最長20年間運用した場合の非課税金額が162万5,200円。長期対応の非課税枠を利用すれば、約162万円分の節税になります。

投資できる銘柄は限定的?つみたてNISAのデメリット4つ

積立NISAのデメリット4つ

つみたてNISAによる資産運用のデメリットは、4つ挙げられます。

  • 投資できる銘柄が限定されている
  • 非課税期間終了時で購入時より下落したとき税制優遇がないリスクがある
  • 運用中の投資配分を戻せないリスクがある
  • 非課税投資枠が一般NISAより少ない年間40万円の制限がある


投資できる銘柄が限定されている

つみたてNISAは、投資できる銘柄が限定されています。そのため、ラインナップされていない非課税枠の銘柄やREITに投資する場合は、一般NISAがおすすめです。つみたてNISAの投資対象は、金融庁の基準を満たした投資ファンドに絞り込まれています。長期運用を目的としたリスクの低い投資商品です。

非課税期間終了時で購入時より下落したとき税制優遇がないリスクがある

つみたてNISAの非課税期間が終了した場合は、購入した商品価格が購入時より下落すると税金が多くなります。つみたてNISAによる損失は、税制上の優遇が受けられません。株式などで保有する商品の譲渡益や配当金などと損益通算や繰越控除ができない点を理解しておきましょう。

損益通算

損益通算は、複数の投資資産を保有していた場合に適用される優遇処置です。

銘柄Aと銘柄Bの2つを保有していたとします。銘柄Aが50万円の利益が出ていて、銘柄Bが50万円の損失の場合に損益通算が適用。50万円の利益と50万円の損失は相殺されて、運用利益が0円になります。

繰越控除

繰越控除は、一般的な投資商品であれば、損失を3年間繰り越せる税制優遇です。前年に50万円の損失で計上した翌年に50万円の利益が出た場合、繰越控除で相殺して運用益が0円になります。

運用中の投資配分を戻せないリスクがある

つみたてNISAは、運用中の投資配分(値上がり資産の売却や値下がりした資産の買い増しなど)を戻せません。一度購入価格を設定してしまうと、運用中の値動きに対してリバランス目的で投資配分を戻しにくい投資方法となります。

つまり、つみたてNISAは通常の株取引のような値動きごとにスポット買いができない仕組みです。投資配分を戻すには、投資信託ごとに積立額の再考が必要。

非課税投資枠が一般NISAより少ない年間40万円の制限がある

つみたてNISAは、非課税枠の金額が一般NISAより少なくなります。

  • つみたてNISA:年間最大40万円の非課税枠・非課税期間最長20年間
  • 一般NISA:年間最大120万円の非課税枠・非課税期間最長5年間


年単位で判断すると、つみたてNISAは一般NISAより半分以上非課税枠制限が低くなります。ただし、長期的にとらえれば20年間の継続により、つみたてNISAの非課税枠累計が多くなるでしょう。

  • つみたてNISA:年間40万円×非課税枠期間20年=800万円
  • 一般NISA:年間120間年×非課税枠期間5年=600万円


投信手順を解説!投資信託を購入するまでの流れ

投信手順を解説!投資信託を購入するまでの流れ対象ファンドを設定画面に追加するSBI証券でつみたてNISAを始めるには、対象となるファンド(投資商品)を選んで設定画面に追加します。つみたてNISA買付の対象ファンドの項目では、次の要素が確認可能。

  • ファンド名
  • 積立コースと申し込み設定日
  • 設定金額と比率
  • ボーナス月の積立設定
  • NISA枠ぎりぎり注文
  • ※NISA枠ぎりぎり注文とは
    NISA投資可能枠が積立設定金額以下の場合、積立設定金額を下げて買付のできるNISA枠をぎりぎり使い切る注文方法


積立設定金額を指定する

投資対象の設定では、選んだファンドの積立設定金額を指定します。設定金額は、年間40万円の制限から月割りにして上限3万3,333円まで指定可能です。積立頻度に該当する積立コースの設定(毎日・毎週・毎月)と、申し込み設定日の設定をしましょう。SBI証券では希望であれば、ボーナス月の積立設定も追加可能。

電子閲覧書類を確認する

つみたてNISAの投資対象ファンドが設定できたら、電子閲覧書類を確認します。電子閲覧書類は、目論見書補完書面を含む目論見書一式。基本的に重要な契約内容が記されているため、閲覧書類はすべて目を通しておきましょう。

投資対象のファンドごとに「目論見書など」項目でPDFファイルが掲載されています。電子閲覧書類を確認のうえ、注意事項の確認して同意。「確認画面」ボタンがアクティブに変わったら、ボタンを押して先へ進みます。

入力内容を確信して申し込みを完了する

入力内容の確認では、対象ファンドの設定が表示されます。1ヵ月あたりの概算金額や次回発注予定日など、入力内容の最終確認をしましょう。SBI証券の場合は、最後に「取引パスワード」を押して設定完了です。「積立設定を受付致しました」と表示されます。

2024年から新NISAがスタート!3つの変更点を解説

2024年から新NISAがスタート!3つの変更点を解説

2024年から始まる新つみたてNISAが始まります。これから投資信託の口座を開設する場合は、2024年からの制度変更を理解しておきましょう。2024年からの変更点を3つ解説します。

  • つみたてNISAが5年間延長へ
  • 一般NISAの口座開設は2階建ての制度へ
  • ジュニアNISAの口座は制度終了へ


つみたてNISAが5年間延長へ

新しいつみたてNISAでは、口座開設有効期間が5年延長となります。当初、2037年までの口座開設有効期間が2042年まで延びました。口座開設期間の延長により、つみたてNISAを2023年までに運用開始できれば、非課税枠を20年間利用できます。これから、つみたてNISAを始める人は、2023年を起点に検討してみてはいかがでしょうか。

一般NISAの口座開設は2階建ての制度へ

制度内容の変更はつみたてNISAだけではなく、一般NISAも2024年から内容に変更があります。一般NISAの変更点は、口座開設ルールの2階建て制度です。従来の制度から2階建ての制度へ、次のように変更します。

2023年まで適用:従来の一般NISA
  • 【従来型】・目的:成長資金の供給拡大(長期保有株主の育成)・安定的な資産形成・非課税対象期間最長5年・年間最大120万円(累計最大600万円)


制度変更後2024年からの一般NISA
  • 【2階部分】・目的:成長資金の供給拡大(長期保有株主の育成)・安定的な資産形成・非課税対象期間最長5年・年間最大102万円(累計最大510万円)
  • 【1階部分】・目的:安定的な資産形成・非課税対象期間最長5年・年間最大20万円(累計最大100万円)


一般NISAの制度変更ポイントは、従来型の目的要素を分割している点です。新NISAでは、1階部分が低資金で安定した運用を目指すタイプ。2階部分が年間の投資金額が最も多いタイプです。ちなみに、2階部分は以下の銘柄への投資が対象外となります。

  • レバレッジ型上場投資信託(レバレッジ型ETF)
  • 上場株式の整理銘柄(上場廃止が決定された銘柄)
  • 上場株式の監理銘柄(証券取引所より上場廃止基準に該当する恐れがあると指定された銘柄)


ジュニアNISAの口座は制度終了へ

0歳から19歳までの未成年が対象となるジュニアNISA口座開設の制度は、2023年で終了となります。もし口座開設を検討している場合は、2023年までが期限。制度が終了する2024年以降は、現行の払出し制限が緩和されます。口座開設者当人となる18歳未満の未成年が口座から自由に払出しできます。ジュニアNISAも、つみたてNISAと同じく2023年までに利用を検討する必要があります。

まとめ|おすすめのネット証券3社

まとめ

本記事では、つみたてNISAのおすすめ銘柄10選と口座開設におすすめのネット証券を紹介しました。つみたてNISAは、長期的な投資を目的とした低リスクの資産運用方法です。

投資可能な取扱銘柄は、金融庁の基準を満たしている必要があるため、積立の基本ルールではどこの金融機関を利用しても大差はありません。そのため、つみたてNISAの口座開設先を選ぶには次の要素で判断します。

  • 取扱商品数の多さ
  • 最低投資額の低さ
  • 積立頻度の多さ


これら3つの要素を満たしているのがネット証券。つみたてNISAをネット証券から選ぶには、各証券会社の特徴と自分の目的に合わせましょう。

  • SBI証券:口座開設数の多いネット証券大手を選びたい方におすすめ
  • 楽天証券:多くの取扱商品から投資対象を選びたい方におすすめ
  • LINE証券:日常の使い慣れたチャット会話の感覚で投資するスマホユーザーにおすすめ


本記事で紹介した、つみたてNISAのおすすめ銘柄やネット証券の選び方を参考にして、自分に合った資産運用を始めましょう。

つみたてNISAでよくある質問

よくある質問

それでは、つみたてNISAでよくある質問を紹介します。口座開設前の疑問解決の参考にしてみてください。

初心者でもわかるおすすめの始め方を教えてもらえますか?

つみたてNISAではじめて資産運用する場合は、次のような手順で進めてみましょう。

  • つみたてNISAの口座開設先金融機関を選ぶ(楽天証券やSBI証券などネット証券が簡単でおすすめ)
  • 証券会社オンラインページ上でつみたてNISAの口座開設
  • 証券会社へ提携銀行から入金手続き(自動引落しサービス設定)
  • 積立商品を選ぶ(投資対象ファンド・運用スタイルなど)
  • 積立金額を設定・積立頻度を設定
  • 電子閲覧書類を確認
  • 同意して入力項目を最終確認
  • 運用開始


つみたてNISAは、ネット証券ごとにお得なポイント投資が利用できます。楽天証券なら楽天ポイントで、LINE証券ならLINEポイントを投資資金に利用可能。

証券口座はどこで作るのがおすすめですか?

証券口座の開設は、ネット証券がおすすめです。ネット証券は、取引金額も少額の100円から始められるため、気軽に始める口座として適しています。取扱銘柄数も銀行や総合証券と比べて150以上の銘柄から選べるため、おすすめです。ネット証券でおすすめなのは、SBI証券や楽天証券などです。

つみたてNISAで投資して損をすることはありますか?

つみたてNISAは、短期的な利益を追求する投資ではないため、リスクの低い運用です。そのため、利益も長期目線で考える必要があります。

つみたてNISAの投資先が、金融庁の基準を満たした投資ファンドとなるため、リスクが抑えめです。ただし、元本割れの可能性がまったくないわけではありません。リスクを抑えるには、取扱商品数の多い証券会社で銘柄を厳選して、長期目線で取り組みましょう。

銘柄選びで失敗しないおすすめのコツはありますか?

つみたてNISAの銘柄選びで失敗しないコツは次の7つです。

  • 全世界に分散投資する安定銘柄を選ぶ
  • インデックスファンドでバランスよく低コスト低リスクを目指す
  • アクティブファンドより高い比率のインデックスファンドを選ぶ
  • トータルリターンを算出して利回り成果の高い銘柄を選ぶ
  • 純資産100億円以上で残高が増加傾向のファンドを選ぶ
  • 配当金狙いの銘柄を選ぶ
  • 値上がり益狙いで期待の銘柄を選ぶ


上記で紹介したコツをすべて兼ね備えた銘柄は、簡単に見つかりません。例えば、利回りの高さを重視するとリスクも高くなります。

バランスのよい分散投資をしたい方は、全世界インデックスを1本購入するのがおすすめです。初心者であれば、全世界インデックスで純資産が大きく信託報酬の低い銘柄を選びましょう。

非課税期間が終了したら報酬はどのようになりますか?

非課税期間が終了した報酬(売却益)を売却しないまま放置した場合、非課税対象のNISA口座から課税対象の口座に移管されます。移管された後の利益は課税対象です。

例えば、つみたてNISAの開始から100万円を投資して、20年後の値上がり結果が120万円だとします。この場合、差し引いて20万円の売却益となります。非課税期間中に売却すれば、利益の20万円はすべて利益です。

ただし、放置してしまうと移管されて課税対象となります。

つみたてNISAと一般NISAはどちらがおすすめですか?

つみたてNISAと一般NISAでは、投資目的によりおすすめの対象者が変わってきます。

つみたてNISAをおすすめできる人
  • 投資経験のない経験や知識が不足な人:自動積立で継続できる理由から
  • 長期で着実に利益を増やしたい人:20年かけて非課税枠でコツコツと増やせるから
  • ハイリスクを目指さない人:インデックスファンドならローリスクで運用できるから


一般NISAをおすすめできる人
  • 投資経験のある知識十分な人:5年の短期投資で成果を出すため経験が必要
  • ハイリスクハイリターンを目指す人:短期で年間120万円まで運用可能


つみたてNISAと一般NISAでは、低リスクの長期目線と高リスクの短期目線で目的に一致するタイプを選びましょう。

つみたてNISAとiDeCoはどちらがおすすめですか?

つみたてNISAとiDeCoは、どちらも積立で運用するタイプの投資信託です。どちらを選べばよいかは、非課税対象範囲で判断しましょう。

iDeCo
  • 運用益が非課税
  • 投資掛金が全額所得控除
  • 年金制度のため原則60歳まで引き出せない
  • 老後資金向け


つみたてNISA
  • 運用益が非課税
  • いつでも資産を売却できる
  • 60歳前に資金を引き出す予定がある


20年後に投資商品を売却する場合に暴落したらどうすればいいですか?

つみたてNISAによる運用を始めて20年後に投資商品が暴落していた場合は、相場の回復を待つのが最善策ではないでしょうか。非課税対象の期間終了の20年目に暴落が起きた場合は、課税口座に移管して運用を続けて回復を待ちます。

暴落後の回復で価格が戻ったときの利益は課税対象。つみたてNISAはリスクの低い投資ですが、あくまでも投資商品のため、元本割れのリスクがあります。

つみたてNISAで口座は複数開設できますか?

つみたてNISAの口座は、複数開設できません。NISA口座は、つみたてNISAや一般NISA、ジュニアNISAと3種類の中から一人ひとつだけ開設できます。ただし、一人ひとつだけの制限は、口座開設から1年間だけの制限。口座開設から1年経過すれば、別の金融機関へNISA口座を変更ができます。